強殖装甲ガイバー 第6巻 [VHS]
ガイバーアニメ化、初期の作品。
わたしは、OVA(オリジナルビデオアニメ)とは、出来の悪いアニメのことだと思っていましたが、ガイバーとパトレイバー(初期シリーズ)を見て、改心しました。
楽しいですよ。
強殖装甲ガイバー (28) (角川コミックスエース)
高校生の頃から愛読者で、もう25年程経ちました・・・作者も読者もイイ歳のオッサンですね^^;
表紙を見れば判るとおり、メインは25年前から読者全員が『何れ起こり得る』と予想したとおり、遂にガイバー1と3が雌雄を決する為激闘に及びます。
無論遂に紙面に完全復活したギュオー元総司令『と』ガイバー2F、アポルオンの暗躍、策謀と大きな異変の前兆が作品の其処彼処に出ています、あえて見所の詳細は書きません、アナタ自身の目で御確認下さい。
とは言え、正直自分にとって『高校生の頃からファンなので購読しているが、既に色褪せた作品。』という所です。
徳間書店時代から『日本漫画家の中で一番筆の遅い、〆切を守れない作家』(今はそんな作家沢山いますが;;)との異名持ちだった為、角川移籍後程ではなかったものの遅筆、刊行ペースが遅く、連載当時から読んでいる人間でも新刊が出る迄テンションの維持が難しかった。
しかし当時は作者自身作品に対する『強い愛着と拘り、向上心の高さ故。』と理解し、我慢も出来ましたが徳間時代と比べると角川ガイバーは更に刊行ペース↓、新刊が出る度に『前回までのあらすじ』に貴重なページを割く事もしばしば、絵柄も悪い意味で変わった。(特に26巻、74ページ辺りがもう;;;;)昔のガイバーの原稿はもっと書き込まれて黒かった、今は白さとトーンが眩し過ぎる。
今更20年位前のOVAのネタキャラ、女ガイバーを出してくる&殖装解除のサービスシーン迄出す『客受け狙い』が目に付き更にテンション↓です。
ストーリーにしても、ただでさえ展開が遅いのに色々伏線張りまくるのはどうなのか・・・話を膨らますのは良いのですが伏線全てを読者が納得のいく形で纏められるのか?かなり不安です。(ネタバレになるから書かなかったですが、自分も今回のアギトの心情の変化は不自然で納得してません。>まんだむサン)
比較的若い人にはウケが良いと思うのですが、古参の読者としては心情複雑で、今回の星評価は正直判断が困難なので3つ、余り参考にならないと思いますが、その辺は御容赦をば。
強殖装甲ガイバー DVD-BOX 2
三度目のアニメ化。
一作目が原作別物のオリジナル感が強く
二作目も一期は人気の高い「超獣化兵五人衆」との戦いをメインに上手く纏めたが
二期を作って尻切れ蜻蛉な内容にしてファンに消化不良な印象を残した本作。
今回はギガンティック誕生までの流れまでをしっかりと映像化しました。
ただ単行本9巻以上のストーリーを映像化するので展開が、はしょり気味で
演出面の迫力がややついていってないような印象が残りました。
先のOVAシリーズにおけるヒーローモノらしい熱い主題歌、ベテラン声優による濃いキャラ
(ギュオーは柴田氏、バルカスは加藤氏、村上は鈴置氏)に比べてパワー不足な感もあり。
(TVシリーズなのでOVAに負けるのは仕方ないかもしれませんが)
しかし獣神将化するギュオー、超越者アルカンフェル、ネオ・ゼクトール
そしてギガンティックなどが初の映像化で原作ファンはやはり観ておきたい作品です。
強殖装甲ガイバー イメージアルバム
86年に芦田豊雄氏率いるスタジオライブにより制作、わたなべひろし氏初監督作品となった最初のアニメ版ガイバー。
そのサントラが新たに再発売されたのは素直に嬉しい。
劇中歌やBGMも余すところ無く収録されており、当時の映像が甦ります。
井上あずみさんの隠れた名曲、EDに流れた『悲しみが許せない』が聴けるのもありがたい限り。
日テレ「アニメだいすき!」でも放映され、この作品から強植装甲ガイバーにハマッた人も多いはず。
良心的な価格ですし、このCDを聴いて当時を思い出してみては?