THE 仲直り!復活!筋肉少女帯~サーカス団パノラマ島へ帰る’06~ [DVD]
特撮のベストアルバムについていたDVDのライブ映像を見た時、オーケンのライブパフォーマンスのあまりの弱さにかなり落胆したものだ。
しかし!ファン歴17年目にして初めて見に行ったこのライブで、確かに衰えたんだろうとは思うが最後まで妥協なしの絶叫を見せてくれた彼にはかなり感動した。
そんな復活ライブの熱気は充分伝わってくる。演奏された曲もフィスト・オブ・ヒューリー以外はすべて収録されている(版権のもんだいかな?)。
事前にBSで放送された曲に関しては、映像はそれと同じかと思われる。
おすすめです。
グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)
「チョコ編」から、かなり時間がたってることもあってか、「ああ、ついに完結!」という気持ちと「ああ、おわちゃった・・・」という気持ちが半分ずつです。
まず、あの天使のようだったミカコが小悪魔のようになってしまってショック。
でも、彼女は夢を叶えられたから良かったのでしょうね。
ケンゾウは・・・彼は、本当にオーケンの分身というかんじで、同時に
こんなに赤裸々に書いてしまっていいのだろうか、と思ってしまいます。
ちなみに・・・私も家族に「スケベ妄想ノート」見つかったことあるよ。
恥ずかしすぎ。
この、青春時代独特の、「自分は人とは違う」みたいな気持ちを
何故こんなに上手くかいてしまうんでしょう!
そして、この閉塞感・そこから出たかんじとか。
別に、人と自分なんてそんなに違わないし、全く別物でもある。
よその宇宙みたいに。
この「パイン編」では、ズンズンと話が進んでいき、ケンゾウも
自分の居場所・自分の出来ることを見つけて、ハッピーエンドだと
思います。
ミカコのことは、少し悲しいけどね。
グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)
すきで一冊の本を何回か読み返すなんことはときどきあるが、そんな一冊。主人公賢三の少数精鋭(?)の友達との友情と美甘子に対する恋心の話。私はさえない賢三にとって、急に恋愛へのパスポートを手に入れたかのような、美甘子との甘い付き合いが好きです。美甘子への恋心と自意識過剰がとてもリアル。美甘子がクラスに溶け込むために無理していたなんてあたりも実にリアル。一気に読めてしまう。
Sumaga Music Galaxy
原作をプレイしている方はもちろん、未プレイの方にもオススメできます。
というのも、どの曲も基本的に、耳当たりが良いのです。
ですが、「万人向けでつまらない」といった駄作ではありません。ちゃんと言葉通り「万人に好まれる曲」ばかりなのです。
曲調も軽め・重めがありますので、BGMやリスニングにいかがでしょうか。
※別のレビュアーの方がおっしゃっている「曲がショートである」という点について
たしかにショートと言うだけあり、曲は最後まで聞くことが出来ません。
ですが、どの曲も2分〜2分30秒程度あり、試聴レベルは超えています。そのため、このCD単体で楽しめます。
(曲を気に入ったならば向こうのCDを買う[Star Mine Gig スマガ ミニアルバム]・同アーティストのCDを探す等をすすめます)
また、ミニアルバムの3曲がショートである分、
『Swinging Popsicle/(a)SLOW STAR 』『大槻ケンヂ/あくびの戦士がふぁー』『いとうかなこ/Dive!』
の3曲はフルバージョンで収録されています。OP・EDで本作品に注目した方にとっては見逃せない点でしょう。
レティクル座妄想
歌詞、楽曲、演奏、すべてが彼らの最高レベルの最高傑作。
特に大槻ケンヂの歌詞は最高到達地点で、これ以後、これ以上は未だ出ず。
本作は1994年にオリジナルがリリースされたが、
自分たちを取り巻く世間からの疎外感を根っこに、幻想的で絶望的な歌を歌って若者からの支持を得た、
同時期のアメリカのグランジ・バンドとの共通項も、大槻のその世界観に見ることもできる。
案外、バブル景気の残り香があって浮かれていた1994年当時の日本よりも、
いろんな価値観が崩壊して誰もが絶望を知った2000年代の日本にこそ似合うロックではなかろうか。