カリスマ〈上〉 (幻冬舎文庫)
カリスマ、それは魂を支配する存在...
人は弱い、故に一人では生きてはいけない。常に自分を導いてくれる存在を求めている。小さなころは親、教師等に絶対的なものを感じるが、成長するにつれてそれが崩れていく。指針がなくなり不安なときにそれを示してくれる人に出会えたら...それが全ての始まりなのではないだろうか?
盲目的に何かを信じるということは、自分で何かを考え選び取るよりも簡単なのだろう。そんなことを本を読み終え考えてしまった。
帝王星
テンポよく読み進むことができました。面白かったです。
「黒い太陽」「女王蘭」とすべて読んでいますが、作中10年の年月が流れ、キャラ達の内面にも円熟味が感じられました。前2作よりもキャラの心情や生き方に共感しました。
ラストは衝撃的でした…。「帝王星」で完結ということでしたが、続きが読みたいです。
作品も主人公も、どちらもともに「不死鳥」であることを願っています。