ミッチの独言倶楽部2009 (DVD付)
デビュー40周年を迎えた堀江さんの2009年最後を締め括るCD&DVDです。
「ミッチの独言倶楽部」は以前DJを勤めた彼女のラジオ番組のタイトルです。
当時はエッセイ集、LP版のアルバムが発売されている。今回はそのCD版とも言えるものである。
トークと歌の構成されて今回のトークはラジオと同時進行で発売されラジオの雰囲気を
醸し出すLP版とは少し趣を異にし、現在の彼女が歌に関する思い出、歌への想い、歌う姿勢を語る
と言った感じの内容になっている。ほぼ同時録音のスタイルで録音されたという弦楽四重奏による
新録音の歌は必聴。やはり歌のうまさが光っている。
同梱のDVDは'82年'83年に行われたオリジナル曲中心のコンサートを収録したビデオのDVD化である。
堀江さんが40周年を迎えられたのは原点であるアニメソングを大切にされ、プロのアーティストとして
アニメソングを様々なパフォーマンスを通じて歌い続けて来られたからだと思います。
でも、彼女が40周年の時間の中で歌への情熱と心血を注いで来た歌は決してアニメソングだけではない。
20代の一時期、僅か6年という時間に凝縮されるオリジナル曲も彼女の歌ってきた歌として刻まれている。
全9枚のオリジナルアルバムとコンサート映像(今回のDVD)がその結晶と言えよう。
当時熱かったファンにとっては、40周年記念BOXのオリジナルアルバム完全CD化に引き続き
コンサートビデオのDVD化は正に願ったり叶ったりのクリスマスプレゼント&お年玉になったでしょう。
また、現在のファンの方には恐らく初めて知る(聴く)歌という方が多いかも知れませんが、
『もう一つの歌のあゆみ』の足跡を紹介するDVDとして楽しめるでしょう。
40周年記念BOXとこの『ミッチの独言倶楽部2009』によって、オリジナル曲も“正式な歌のあゆみ”に
加わったようで大変嬉しく思ってます。それと同時に今後も様々なパフォーマンスを通じてアニメソングを
歌い続けられる堀江さんの更なるご活躍を期待してます。
ベスト&ベスト
Disc-1はアニメ史上に残る不朽の名曲のオンパレード。30代には感涙ものの選曲だ。少女の夢と憧れ・わんぱく少年・冒険・スポ根・ファンタジー・戦う者の哀愁・・・各ジャンル何でも揃うところに彼女の歌手としての容量の深さを感じずにはいられない。45811などはもう何度聴いても素晴らしい。Disc-2ではさらに円熟味を増した歌声が圧巻。哀愁漂うバラードで聴かせるかと思えば愛嬌たっぷりのコメディエンヌぶりを発揮する曲1214もあり、まさに女王の貫禄、である。渡辺岳夫が後期に残した名曲9や、80年代後半の洋楽の匂いプンプンの15などもおすすめ。デビューから順を追って構成されているので、2枚通して聴けば彼女の天賦の才能と女王の道への軌跡を堪能できること請け合い、である。
「心のうた」~癒しの歌声~堀江美都子BESTデビュー35周年記念盤
「心のうた」この美しい曲をなんと円熟しきったミッチのリプライズできけるなんて・・・ホントにすばらしかった。「さすらいの太陽」の再放送で燃えた私にとっては最高以外の何者でもない。30年近いリプライズでのミッチの歌声は、その密度も高く内に込めるその想いもしみわたり・・・これは他のやつにはわかるまい・・・ともかくすばらしい出来です。買ってよかった!