メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー [DVD]
とにかく特典ディスクが充実しています。
というより、日本のメタルファンなら特典ディスクがないといまいちなんじゃないでしょうか。
レギュラー版は4000円を超えていて手が出せずにいましたが、1500円なら買いです。
ユー・キャント・ハート・スティール
英国出身The Morning Afterの1stアルバムです。
AX7、Iron Maiden、Dragonforce+グロウルボーカルな感じです。
あ、普通にハイトーンでも歌ってますよ。
ノーマル7:グロウル3、ぐらいでしょうか。
で、ノーマルコーラスは3度の和声になっていてこれがまたウマい。
ギターソロは英国の大先輩Iron Maiden並みにユニゾンしまくりです。
6曲目「In The Heart Of The Young」でピアノから始まるバラードを
配置していたりするところもアルバムに起伏を作っていて最後まで
まったく飽きません。
同時期に発売されたMean Streakが正統派HMの直系だとするなら、
このバンドは2000年最初の10年間の総括的HMバンドかと・・・。
Razorhead
ブレイヴ・ニュー・ワールド
私自身、HR/HMファンを自認しているにも関らず、IRON MAIDENには思い入れがなく、このバンドのCDを買ったのがリリースされたこの新譜が初めてという、とんでもない話であるが、逆に言えば何の先入観もなしに聴けたのも事実である。いずれにしろ過去の作品は全くと言っていい程知らない(RUN TO THE HILLという曲を知っているだけ)ので、過去の作品とか前任のVoだったブレイズ・ベイリ-の歌唱力との比較は出来ないが、このアルバムを聴いた印象は、ドラマティックで様式美をかなり重視したサウンドに仕上がっている感じである。ただ、ギタリストを3人編成にする必要性は感じ取れなかった(と言うか殆どの曲がツインGのような)ので、今後も3人編成に拘るのなら楽曲の充実さを推し進めて行く必要はあると思うが、多くのバンドから目標・尊敬されているだけあって演奏力の高さはハンパじゃない。
ティラニー・オブ・ソウルズ
IRON MAIDENのシンガー、ブルース・ディッキンソンのソロ作。2005作
2000年のメイデンへの電撃復帰後、初となるソロアルバムで、
内容もIRON MAIDENを思わせるドラマティックなメタル作品だ。
ブルースのシンガーとしての力量は言うに及ばず、
ロイ・Zのプロデュースのもと仕上げられた楽曲はどれも質が高く、
メイデン調のメタル曲から、バラードまで起伏に富みながら、見事な出来ばえだ。
曲によってはなにげに効いているシンセワークも含めて、アレンジの巧みさも光り、
ジャケやブックレットの悪魔の寓話的なイラストなど、作品としてのコンセプトも「らしい」仕上がりだ。