ザ・ゴキブリ [DVD]
本作の『ザ・ゴキブリ』と前作の『ゴキブリ刑事』。
ともに銀座の名画座で見て、テンポのよさと、
無機的なコンビナートロケーションにしびれました。
『西部警察』のルーツとの声もあるそうですが、
アウトローな雰囲気が皆無の西部署大門とくらべて
面白さは比較になりません。
ただ正直なところ、DVDを愛蔵する気は起こりませんでした。
『ザ・ゴキブリ』は、安部徹、南原宏治、河津清三郎、青木義朗、と
脂ぎっしゅな脇役陣のテンコ盛りで、じゅうぶん再見に値しますが、
1回見ればもういいかな、と。
ブルドーザーで暴力団を殲滅する『ゴキブリ刑事』のほうが
映画的には単純明快で、出来がいいと思いますし。
でも、結局買ってしまったのは、
特典に、渡辺岳夫のサウンドトラックが入っているから。
昨年出たCD『渡辺岳夫の世界・ドラマ編』はやや期待はずれでしたが、
これはすごいです。
「どうせ、数曲だろ」と思っていたら、裏切られました。
『ゴキブリ刑事』と『ザ・ゴキブリ』あわせ、全45曲!(本編未使用4曲含む)。
同時代の刑事ドラマの劇伴といえば、天知茂の『非情のライセンス』があり
こちらはCD化されていますが、それと聞き比べるのも一興です。
これを買わずして、ナベタケファンを称して欲しくないです。
ちなみに同封の解説書には、渡辺岳夫の解説しか書いてありません。
渡辺岳夫に興味のない人には、解説書のつくりは★です。
そして誰もいなくなった (クリスティー・ジュニア・ミステリ 1)
全く接点のないはずの10名の招待客がひとつの孤島の別荘へ招待され、一人ひとり、マザーグーズの歌“10人のインディアン”のとおりに消えて行く。。。
中学生の頃くらいに、日本語版で読みましたが、覚えてないのとカンが鈍いので(苦笑)、最後の最後で結構びっくりしました!
一人一人が確実に殺されて行く様子がだんだんと鬼気迫ってきます。
とにかくぐんぐん引き寄せられてあっという間に読み終わりました。
さすが、ミステリーの古典にふさわしい一書でした。
パットの神髄 (知的生きかた文庫)
パットは、すべてのクラブに通じます、左手の小指が大事です、パットでは、誰にも負けないという自負があるからこそ、ここまでかけたと思います。パットで悩んでいる方お薦めいたします。値段以上の価値あり。
GOLF 青木功の世界 PART1〜栄光の足跡〜 [VHS]
日本の男子プロゴルフ史において、海外で闘う先駆者となり、かつ輝ける成績を残して来た、青木功さんの軌跡が凝縮された一本です。
青木プロの生い立ちから、国内初優勝、海外での活躍を経て、1994年の日本シニアオープン優勝までの名シーンが収められており、リアルタイムで青木さんの苦闘を応援し続けて来た人間には、たまらない映像の連続です。
今や伝説となった1980年の全米オープンの死闘や、最終ホールのショット・イン・イーグルで米国ツアー初優勝を達成した1983年のハワイアンオープンの映像は、歓喜と共に涙なくしては見られません。
男子プロゴルフの人気凋落が語られて久しいですが、それに対する強烈なメッセージが、この一本のビデオに凝縮されていると言っても過言ではないでしょう。
「青木功のゴルフの完成は、青木功が死んだ時だ」と、穏やかに語る1995年の青木さんが、まぶしく映じました。
ANIMEX 1200シリーズ 89 母をたずねて三千里
しかし、星4つの理由は、「かあさんとの別れ」のBGMが、テレビと違うのです。あの別れのシーンは衝撃的で、あの音楽はいつまでも忘れません。しかし、収録されている曲は、クライマックスで、お母さんが病気で看病されている家に、向かう時のものなのです。メロディーは大変似ていますが。サントラのセレクトアルバムには、時々こういう事があります。一番聞きたいBGMが入ってない!とか。映画「ロッキー」のベストアルバムなどを買うとき、メインテーマは入ってるけど、その次に聞きたい、試合が終わったあとの音楽が入ってない!これって、担当者の好みで左右されてしまうのでしょうか。
でも、挿入歌は大変貴重なので、買って損はしません。アレンジャーに、旧銀河鉄道999の交響組曲を書いた青木望などが参加しています。作曲家坂田晃一は、NHKの大河ドラマや、朝のドラマ「おしん」(サンリオ製作のアニメ版も)の音楽も手がけています。しかし、一番曲数が多いのは三千里だった気がします。