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ザ・フライ [Blu-ray]
ずいぶん昔に一度見ていたのですが、最近WOWOWで久しぶりに見る機会がありました。
主人公が出てくるたびにどんどん「蠅」に近づいていくシーンは、本当にグロテスクです。
そして最後のシーンで、散弾銃の銃口を自分に向けて「殺してくれ」という意思表示をする(言葉がしゃべれないので、それがまた哀愁を醸し出す)場面、見ていてせつなさを感じ得ずにはいられません。
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Cath Kidston “FLY TO THE UK!” 『キャス・キッドソンへようこそ』 2010 autumn&winter (e-MOOK)
HELLOの化粧ポーチを買って、正規のものに比べると
生地が安っぽくてガッカリしたのですが
今回はレビューをみて、みなさんの評価がなかなか良さそうだったので
また買っちゃいました。
予想通り生地は薄くて、あまり重いものを入れると壊れてしまいそうですが
小さいバッグのサイズ感がとても可愛く、バッグinバッグとして
活用できそうです。
私は子供のものを持ち歩くのに使おうと思っています。
キャス好きのコミュニティーでリメイクしてる方がいて
裏地を付けたり、ファスナーをつけたり
ポーチに変えたりとしているのをみて、
私もやってみようかなと思ってます。
地の色がクリームっぽいので汚れが目立たず、
大人っぽく使いこなせそうです。
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キャッチャー・イン・ザ・ライ
この作品を読み人で高校時代や大学時代の青春を字の如く謳歌した人は
はっきりいってなんとも思わないでしょう
しかしそういう華やかなアメリカでいうなら「プラム」日本で言うなら「文化祭」を
楽しめなかった者にとって
それは正にアンダーグラウンドな思想の悶々とした妄想でしか自分を保管できなかった若者にとって
この作品は映画「タクシー・ドライバー」と同じくらい特別な意味を持って胸に訴えかけてくるものがある
ホールデンは全ての柵を捨てて出て行こうと決心する
それは愛した妹でさえ捨てて
「目も耳も聞かず、そして同じような奥さんをもらってライ麦畑のキャッチャーになろう」と決めて
それは規則にまみれた社会への
いくら足掻いても結局は大人にならなくてならない憤りへの
ホールデンなりの反抗のだったのだ
しかし結局何も出来ずに戻ってきてしまう
それはたった一夜だけスターになった「トラヴィス」と同じやるせなさがある
かつのニュー・シネマの主人公達がそうだったように
本来の若者たちは胸の中の闇を抱え悶々と生きるべきなのに
今の若者は若いうちから達観しすぎている
ホールデンがいきなり切れる理由も
何もかも判ってくれない社会や他人に対する
「もーどーでもいいっス!」的あきらめを上手くあらわしている
他人は口だけだですよ本当に
それは「幸運を祈るよ!」などと軽く口ずさむくらいに
今の社会には「元気出せよ!頑張れよ」的な軽い言葉が溢れ返ってます
若いうちとはいわないからせめて
自殺するまえに読め!
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ベスト・オブ・ナット・キング・コール~L.O.V.E.
曲によって、モノラル録音ありますが音質いいです。
他のレビュアーさんでも書かれてますが、キサスキサスキサスが入っているのでこの盤にしました。結果、良い買い物でした。
ベストで迷いがある人はぜひこの盤をおすすめします。
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ザ・フライ (2枚組特別編) [DVD]
名作「蠅男の恐怖」(58)をリメイクした本作(86)は完全にクローネンバーグ作風の本領発揮であり、過去に無いSF・ホラー映画傑作の一本である。
今更物語内容を語るつもりはないが、製作当時の特殊メイク技術に於いて主人公セスが変異体となっていく過程の映像効果が素晴しく、クライマックスの蠅男(ブランドル・フライ)の画期的な変態場面が衝撃的な話題を呼んだ事が記憶にある。
(当時劇場で観た時の衝撃度は高く気色悪さも嫌悪感も効果大であった。)
前作「デッドゾーン」(83)がスマートな映像の傑作だったが本作は題材が題材なだけに期待を上回るモンスター物の見せ場を見せつけたクローネンバーグの監督技量は流石、ファン、マニアの心が判っているようだ。
デビュー作から見られる内臓感覚溢れるグロテスクな映像や悲劇的結末の余韻の深さ、医師と病院又は博士と研究所が何らかの形で関わってくる彼の作品の特徴と癖が面白く本作にも反映されている。
しかし、本格的ホラー映画として本作は最後の一本であり、以後クローネンバーグの異常性は精神的世界を突き進んでいく、万人受けはしない難解的作風路線へと変わっていくのだった。 マニア、オタク向けの珍怪作映画だったりする。 (笑)