ルート・ダウン ~ ライヴ・ミニ・アルバム
ビースティズボーイズが最も勢いのあった頃の音がつまっています。パンクからヒップホップを暴力的かつユーモラスに横断したサウンドに当時はゾクゾクした思い入れのある一枚です。
タイトル曲「Root Down」はどのヴァージョンも間違いない仕上がり。メチャメチャかっこいい!ザラついた煙たいトラック。正直この路線で突き進んで欲しかった。それほどオリジナルなカッコよさ。
ちなみにLPヴァージョンはジミー・スミスの同タイトル曲をまんま使いしており、オリジナルの方も劣らずカッコいい曲なので、是非聴いてみてください。
イラスト版 10歳からの性教育―子どもとマスターする51の性のしくみと命のだいじ
小学6年の女の子の誕生日に渡しました。最近興味が出てきた内容をなかなか話では伝えきれないので、購入しました。絵などを用いて詳しく書いていますが、とても素直に知りたいことが分かる内容です。いやらしさもなく、とてもよかったと満足しています。
遠い空の向こうに~ロケットボーイズ~【日本語吹替版】 [VHS]
さっきから、書いたり消したりを繰り返しています。どんな文章を書いても、映画の感動を表現できない。『じゃー、書くなよ』って言われそうだけど、どうしても、このレヴューは書いておきたい。でも書けない。自分の文章力のなさを痛感いたします。つーか、在庫、ないみたいですね。そのうち入るのかな?レンタルでいいから探してみてください。置いてるの、見たことないけど。あなたが忘れかけている事、いや、もしかしたら、もう忘れてしまったものを取り戻せるんじゃないか、そう思っておすすめします。取り戻せたら、大切にしてください。
年下の男の子 (実業之日本社文庫)
37歳の晶子と23歳の児島君のラブストーリー
23歳の児島君にアプローチされて、
はじめは冗談としか取れなかった晶子さんの気持ち、わかるなぁ。
晶子さんに相談された友達が、「・・・ない」と即答しちゃったのもわかる。
同じく30代の私から見ても・・・14歳下はない。からかわれてるとしか思えない。
それでも晶子が、年齢的に釣り合いのとれる男性の方へ行っちゃいそうになった時は「いやー、ダメー」と思ってしまった。
ムリと思いつつも、いつの間にか児島君との恋を応援してる私がいました。
児島君、読み進めるほどになーんかいい男に思えてくるんですよね。
フッちゃうには惜しいような・・・笑。
ないと思いながらも、戸惑って悩む晶子さんの心が揺れも理解できるー。
これを男性が書いたというのは意外!!
女性が主人公の作品を男性が書くと、
女性独特の微妙な心理など「ちょっと違うんじゃない?」と思うことがあるんだけど、
これはまったくそんな風には感じず、自然と読めました。
遠い空の向こうに [DVD]
人の運命とはなんと数奇なものだろうか。
50年代の終わり。ホーマーは、先祖代々男は皆炭鉱で働くのが『運命』であるかのような小さな炭鉱町に生まれ、特に科学に秀でていると言うわけでもなかった。それが、スプートニク、ソ連がアメリカを出し抜いて打ち上げに成功した人類初の人工衛星の、炭鉱の上の夕闇の空に輝く軌跡を目にした瞬間に、「自分でロケットを打ち上げる」という使命感にも似た情熱に突き動かされる。
ホーマーの生まれた炭鉱町は、ロケット工学者になるためには「恵まれない環境」だったかもしれない。だが、ホーマーの夢に方向性を与え、「ロケット・エンジン」についての専門書を与えて励ましてくれた若い女の科学の先生や、それまで仲間はずれだった科学少年との新しい友情が、運命のようにホーマーを待ち受けていた。そしてホーマーの少年らしい「夢」は町中を期待感と興奮でまきこみながら「タダの夢では終わらない何か」に成長していく。
そのことは次男のホーマーに自分の炭鉱監督職を継がせたいと考える頑固一徹の父親との避けられない衝突をも意味していたが、自分が何のために生まれてきたかを確信してしまったホーマーを止められるものはもう何もなくなっていた・・・。
自分の夢をひたむきに、熱い情熱でもって困難・逆境にめげず実現していく。そんなホーマーのいじらしい志が、『しらけ世代』を通り過ぎた中年期の私の胸にじん、と響いた。
ホーマーたち『ロケット・ボーイズ』と、先生と、家族と、そして町中みんなの夢を乗せたロケットがシューンと天空を切り裂いてあがっていくのをみながら、涙があふれてとまらなくなってしまった。
人生の苦しみに押しつぶされそうになったとき、ホーマーのあのロケットが空高く、どこまでも飛んでいくさまを思い出したら、きっと元気が出るに違いない。
涙を拭いて、にっこり笑って、また歩きだせる、そんな気分にさせてくれる映画です。