スターシップ・トゥルーパーズ トリロジーBOX (3枚組) 5000セット限定生産 [Blu-ray]
第一作のレビューは割愛、皆さんご承知の通り言わずもがなの大傑作!問題は現在、このセットでしか入手出来ない「2」と「3」。まず「2」の作品として。
…本来の意味でのB級(低予算)。百歩譲って脚本は有りとしても演出ダメ!撮影ダメ!特に撮影は、ショボいセットを見せたくない為のアップの多用(と言うよりアップのみ?)に辟易。安い特撮と相俟って、全体の完成度は正にTVドラマレベル。映画作品的には知る人ぞ知る『キングコブラ』、『地獄の女サイボーグ・リタリエーター』並。劇場の大スクリーンどころか家庭の40インチクラスのディスプレイでの観賞にも見合わない。
BDソフトとしてもMPEG-4 AVC、DOLBY TrueHD 5.1のスペックが虚しい、フィルム映像がBlu-ray Discの品質に追い付いていない極めて稀なケース。
「3」について。 別項のDVDレビューでは散々な酷評を受けている作品ですが、私見では「スターシップ・トゥルーパーズ」の続編として大満足!第一作の監督が製作総指揮として復帰してるからか、グロテスクな描写やシニカルな笑い?も復活、これぞ続編!的な仕上がりになっています!
一作目に比べ低予算な為にバグズの挙動が若干不自然なシーンも見受けられはしますが、それらが作品の評価を下げる理由にはなりませんし、中弛みと言われる砂漠のシーンも映画の「間」として必要不可欠です。
他の方のレビューで「マローダーの活躍シーンが少な過ぎる」との意見が多いのですが、クライマックスとしてはこの位の方が適切ではないでしょうか?僅か数分の登場シーンでもマローダーの破壊力は充分に実感出来ますし、逆にこれ以上引っ張ると別の映画みたいになりそうな。いずれにせよこれを安易に駄作呼ばわりするのは間違いでしょう。
BDソフトとしても平均レベルはクリアしてると思います!
☆3つの理由は、せっかくの良作である「3」を、特に観賞せずとも連作として全く問題無い「2」を無理矢理束ねて(たった5000セット)ユーザーの所有欲を満たせない商品と商法に対して。
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))
パワードスーツがミリタリーロボットアニメの先駆となった古典的名作。
同時にファシズム的な問題作と言われますが、さほどではないです。
作中のマッチョな軍国主義社会は、ネタとして楽しく読めますが、同時に、ハインラインらしい一面の説得力も持っています。
そして、ネタを本気でとらえてみると、確かに深いのです。
間違いなく必読のSF作品です。
スターシップ・トゥルーパーズ2 コレクターズ・エディション [DVD]
スターシップトゥルーパーズ2となってますが正確には外伝的な位置の作品だと思います
ですので前作のキャラクターは一切出てこず別の小隊の別の惑星での戦いを描いております。
確かに前作と比べると基地での立籠り戦がメインだったり銃がちゃち(先端にストロボみたいなのがついててフラッシュするだけ…笑)だったりはたまた新種のバグが寄生タイプで寄生された人間がゾンビ化したりとやたらB級ホラーチックなノリになってるうえにスケールダウンの感が拭えない本作ですがシリーズの持ち味である風刺やバイオレンス描写は健在でそれなりに楽しめます
自分自身はけっこー面白いと感じました。
シリーズすべて観たいかたやグロい系の映画が好きな方はお勧めです。
未知との遭遇 製作30周年アニバーサリー アルティメット・エディション(2枚組) [Blu-ray]
「未知との遭遇」、「スター・ウオーズ」、「E・T」はSF映画の3大傑作だと思う。これらの3作がおよそ30年前にそろって生み出されたことは、意義深いモノがある。
おおかたのレビューにあるように、さすがBDと思わせる奥行きのある画面から、高感度カメラでのざらついたシーンまで画質については、ばらつきを感じるのは、古い映画故に仕方がないところか。しかし、全体に発色がよくなり、明るい画面になっている。
昔、なんでフランスの映画監督F・トリュフォーが出演しているのか不思議だった。
私の場合、円高での安さに駆られて北米版をおよそ30ドルで購入したが、しかし、字幕は中国語や韓国語まであるのに、日本語はないのだった。(ボーナストラックは、日本語字幕対応)
余談だが、サウスダコタのラシュモア山の4人の大統領の彫刻を見て、イエローストーン国立公園へ向かう途中、例のデヴィルズ・タワーに立ち寄った。映画の中にあるように、平原に忽然とあの岩のタワーがそびえ立つ風景は、驚異である。