珊瑚の子守唄
2月にカラハーイで初めてTinkを聞きました。歌はもちろん,あずさのトークも最高で
とてもいい時間を過ごすことが出来ました。珊瑚の子守唄はその時から耳に残っていた曲で
したがこのアルバムに収録されている曲はすべて歌もメロディもアレンジも素晴らしい一枚です。癒されること間違いなし。是非お試しあれ。
Just Cause 2(輸入版:北米)
日本版と海外版どちらを購入しようかと迷いましたが、海外版の方が、楽しめるみたいなので海外版を購入しました。
他の方のレビュー通り、時間を忘れて楽しめてます。
敵兵や民間人の喋り声が、たまに日本語に聴こえて面白いですw
恐らく、御存知の方は居るかもしれませんが、アイテムを探す時に、アイテムに近付くにつれ、ミニマップの左上にアンテナみたいなアイコンが出ます。
そのアイコンを参考にすれば、アイテム探索に便利ですよ。
長文失礼しました。
総合スーパーの興亡
日本の小売業の実態をわかりやすく、歴史的に分析した好著である。まず、店頭という現場から入る。現場で事件は起きている。しかし、「現実は真実の敵である。」(ドンキホーテ)現場に眼を眩まされてはならない。背後にある出店政策に眼が向けられる。個人の努力を超えたところで経営の実態を左右する立地政策に眼を向ける。土地を買って出るか、リースにするか、それぞれにメリット、デメリットがある。しかし、その集積が財務諸表の結果に繋がる。そして、その数字が、経営者の次の意思決定を規定する。さらに、経営者が育ってきた環境が形成する経営者本人の個性が、経営のやり口(手口)を決める。犯人の犯行の手口には個性がある。犯罪を解決する刑事は、手口を重要視する。経営も同じで経営者の手口は、必ず違う。ただし、ロンブローゾの犯罪人類学は、決定論であり、遺伝ですべてが決まってしまう。しかし、この本の作者は、それだけで決め付けない。中内、伊藤、岡田という総合スーパーの一時代を画した経営者の育った家庭環境、経営環境の中にそれを見出す。他人への信頼感、借金への惧れ、などは、その人が育った環境の賜物である。私たちが経営する場合、株を買う場合、就職する場合、取引をする場合の参考になること請け合いである。推理小説より面白い。
東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)
東京近辺に育った著者らによる、東京論である。といっても日本の各地方が東京化していく現代では、「地方論」として読めなくもないし、それだからこそ地方在住者である当方も興味深く読むことができた。さて、著者らによれば、東京の街は、例えば渋谷や荻窪といった個性のある街と、郊外の「国道16号線的」「ファスト風土的」「ジャスコ的」な殺伐とした街に大別されるが、この前者の後者化は、避けられないというのである。しかし思うのだが、地方には既に個性のある街、すなわち何らかの共同幻想が抱かれている街はひじょうに少なくなり、便利ではあるが殺伐とした「郊外」ばかりが残っているのではないだろうか。そして特に東浩紀は、そのような「動物化」していく郊外の生活を積極的に肯定しているが、本当にそんなことでいいのだろうか。
とにかく、読み終えた後いろいろと考えさせられる、刺激的な本だと思う。