セット1でも感想を書いたが、セット2。セット1で描かれた人間関係が、セット2では3億円と共に動き出し、最終回へと向かってスピード感を持って展開していく。前半で人間関係をじっくりと描いていたことが、後半で生きていたと思う。複雑な人間関係を生かしてドラマを展開していくシナリオライターとしての長谷川和彦の才能を感じた。井上堯之のBGM音楽もよかった。自分が好きだったのは15話で良と静枝とが良の部屋で再会する場面。名場面だった。野々村や白戸と良との間で交わされる各場面でのセリフもよかった。 悪魔のようなあいつ DVDセット2 関連情報
74年東映プログラムピクチャー、野田幸男監督の作品で、カルトとしてはわりと有名な作品ではないでしょうか。極秘の内に誘拐された政治家・丹波哲郎の娘を取り返し犯人を抹殺すること、これが室田日出男から主人公の杉本美樹に与えられた任務。そして杉本は犯人グループの郷英治や荒木一郎に近づいていく……全編ハイテンションが持続し、見ているこっちが疲れてくるような、しかし、それだけ見せ場が多い作品です。とにかく、反社会的、暴力的で、そこには正義と呼べるものは存在しません。この作品の素晴らしいところは、単なるバカ映画やマニア受けの映画とは一線を画していることでしょう。日本ではDVDが出ていないので東映さんに是非お願いしたいと思います。 0課の女 赤い手錠 [VHS] 関連情報