JUST ILLUSION
T−BOLANのシングル。今の森友さんの声を聞いてるとやっぱり若いです。
でも昔の声も、今の声もどちらも素敵です。
この曲はハードロックな感じで、とても森友さんの声質の魅力を引き出している作品だと思います。
真夜中は別の顔【字幕版】 [VHS]
NHKで現在ドラマで放映されているオリジナルです。本当の作家の思いを知りたくて購入しました。時代背景が第二次世界大戦時ということで、少しピンとこない面がありましたが、さすが、オリジナル版です。お金もかかっていることもありますが、ヒロインのマリー・フランス・ピジエがとても美しく瀬戸朝香がいくら綺麗でも日本人ではとても匹敵できません。
真夜中は別の顔〈下〉
上下巻とも読みました。内容としてはかなり面白く、ぐんぐん引き込まれていきます。特に最後はどうなるのだろう・・と、巻末あたりは読まずにはいられない程です。しかしながら、結末のどんでん返しの心地悪さは言いようが無い。結局はお金と権力には女性は立ち向かえないのだ・・と、言い渡された様な気がして、むなしさだけが残りました。
秋の夜長に、愛を探るのにはよい読み物かもしれません。
23時の音楽/kanno yoko feat.sakamoto maaya
NHKで放送されたドラマのサントラ、らしい。私はそのドラマを観ていないので、サントラとしてどうというのはコメントできない。ただ、印象としてはサティっぽいピアノだけど割と暗い、頭の中がもやもやしている時のBGMみたいな感じの曲が多いと感じた。
管野よう子センセイのファンならばマスト、だと思うのだが果たして私のような坂本真綾のにわかファンにとってはどうか。6曲が彼女のボーカル曲なのだがそのうち3曲は彼女のコンピレーション『ニコパチ』に再収録されている。じゃあそこに入ってない5・6・8曲目はどうか、という話になる。
いずれも日本語で歌われてはいないのだが、それ故かYou Tubeにアップされているファイルに海外の方のコメントがたくさん付いていたりする。かつ割とサントラという特性故か匿名性を強調した、あるいは純粋に彼女の声を「楽器」として扱った印象を受けた。おそらく彼女のボーカルが「良質な日本語ポップス」から一番離れた瞬間ではないか、と思う。一つの引き出しとしてこういうアプローチもあるんだよ、というのを管野センセイは彼女に経験させておきたかったのだろうか。実際、ここに収録の"Trust Me"を聴いて、この英語のウィスパーボイスの主が『エヴァ・破』で(またやw)真希波マリの声で「ゼロ距離ならば!」とか言ってたんだなあ、とか思うとすごいシュールw。
唯一 "ファド"だけが「ああ、坂本真綾が歌ってるわ」とすぐに分かるボーカリゼーションで、かつその荒涼としつつ胸をかきむしるようなエモーションをたたえた曲調は、それまでの1st〜3rdでの彼女の作風と『少年アリス』の世界観の橋渡しになっているような気がする。自分の進むべき道を探して彷徨っている人の焦燥感というか、『少年アリス』を支配していた「煮詰まっている感じ」を先取りしているような曲調が貴重。ま、その何年か後には「トライアングラー」を歌ったてたりする訳だけどw
関係ないけど、12曲目の"toto"を聴いて椎名林檎がデビュー間もない頃にスザンナ・ホフスの"Unconditional Love"をカバーしてたな、と思い出した。『Lucy』収録の"Tシャツ"も椎名林檎の”ギブス"に似てたしな、とか。もちろん、そのどちらもThe Beatlesの『ホワイトアルバム』+Radioheadの『OK,Computer』がベースにある点は共通なのだが。