対訳 サザエさん〈1〉【講談社英語文庫】
吹き出しのせりふは英語、見開きのページの内側に日本語訳があり、英語のみで漫画が楽しめます。漫画の面白さは折り紙つきです。カツオの悪知恵は最高です。どの世代でも楽しめます。英語を知らない6歳の娘が最後まで笑い続けました。ただ、試験に出る種類の英語ではありません。日常会話をマスターしたい人にはお勧めです。
サザエさん (1)
今まで知らなかったが、朝日新聞で連載が始まった当初は、サザエさんは独身で、自分の両親(波平&フネ)のことを「パパ」「ママ」と読んでいる(フネさんからは「(カツヲやワカメの)ねーちゃん」と呼ばれている)。こんなのは、以前流行った「磯の家の謎」で既に世間にはお馴染みなのだろうか。
時代は終戦直後。話の中に、配給や引き揚げ者や戦災孤児のことがたくさん出てくる。パーマを当てるのは、髪を黒焦げにする危険と隣り合わせだった時代だ。P20の「サエキ」という地名はどこか(サザエさんが眉をひそめていた)、P98のためになるらしい「メチール」とは薬か何かなのか、今となっては訳注が欲しいところ。後半、波平の転勤で家族で東京に移ることになり、実は始めは九州に住んでいたことがわかった。
対訳 サザエさん〈2〉【講談社英語文庫】
I found Sazae-san series rather boring before, but reading it after the quake, I acutely find that it depicts an ordinary but very happy daily life of one Japanese family.
Since various scenes in Sazae-san’s daily life are depicted in this manga, you may come to find at least a couple of aspects of our life which should not have been changed at all.