15th L’Anniversary Live [DVD]
hyde氏自身「ラルクの曲は難しい」というだけあって、
近年のライブDVDを見ていても歌い辛そうな部分があり少しさびしかったのですが…
今作は歌声があまりにも素晴らしいです。
魂を込めて歌う姿は今までも同じですが、今回はより丁寧に楽曲と向き合っているのを感じました。
アップテンポの曲も勢いだけでなく、しっかり聴かせてくれます。
私は2000年代に入ってからラルクを聞くようになりましたが、
それ以前の曲の魅力もライブを通してだと、よりハッキリ伝わりました。
決して懐メロになっていない素晴らしい曲たちに、ラルクが15年愛されてきた訳が分かるような気がします。
昔のラルクが好きだった…という方も、私のような新参者でも、
どこかの時代でラルクに魅力を感じたことがあれば、是非手に取っていただきたい!
また、新たな魅力に気づけるかもしれません。
新曲byebyeの映像は…彼ららしい、強烈な皮肉たっぷりです(笑)
わざわざプレイリストに載せなくても、完全なオマケ扱いで良かったとは思いますが。
低画質で一部分しか聞けませんが名曲の予感プンプンで、これからのラルクにも大期待です!
なんにせよ、このライブの本当の魅力は動画投稿サイトなんぞでは、伝わりません!
BLACK BOX
ゲーム特典などで入手困難だったものなど多くの曲が入ってるので好きだけど・・・エロゲに1万つかうのは・・・って人は絶対にお勧めw私見たくエロゲに毎月数万使ってる人にはさらにお勧め!結局お勧めってことだよw
少女時代(GIRL'S GENERATION) / THE BOYS, 3rd Album(韓国盤)
良い点、悪い点、それぞれ
あるけど端的に。
バランスが悪いです
「the boys」だけに力が入りすぎ
他の「OSCAR」 「MY J」だって
もっと良作に磨き込む事は
出来た筈なのにどれも中途半端、無難過ぎる
ひとつの物だけに力を注いでも
他と均衡がとれてなきゃ意味が無いのに…
残念です
ドレの神曲
1989年にJICC出版から出版されたものを持っているが、書店で思わず本書に出会ってあまりの値段に驚いて二冊目として購入した。なにしろ初版本は大きいし重いうえに絶版となって久しい。1996年に愛蔵版が発売されたものの装丁の豪華さゆえさらに重くなって、ちょっとやそっとでは持ち運べない。値段も高い。どちらにしても気軽にページをめくるというわけにはいかない本だった。
それが内容をそのままにしてこのコンパクトさでよみがえり、しかもちょっとした単行本の価格で発売された。これなら寝転んで読むこともできるし外に持ち歩くこともできる。この値段で売っていいのかというほど良本なので初めての神曲だったら絶対に本書をお勧めする。もし私がこの本に出会わずに、挿絵なしの全訳本を選んだとしたら、たぶん挫折していたと思う。
本書は抄訳でありながら、物語に入り込みやすい平易な文章で訳されており、集中力をそぎかねない脚注も控えめでわかりやすい。そしてなによりも注目に値するのはドレの挿絵。その豪華さに目がくらんでしまいそうだ。文章を読みつつ丹念にドレの挿絵を眺めるだけでダンテと一緒に地獄から天国への旅を味わうことができる。挿絵なしだったらどれだけ味気ないことだろう。
不思議なもので宗教や時代は全く違っているのだが、神曲を読むと源信の往生要集を思い出す。往生要集で展開される地獄から極楽への道と、神曲が重なって面白い。東西の地獄の違いを読み比べるのも一興かと思う。
神曲 地獄篇 (河出文庫 タ 2-1)
山川・寿岳両氏それぞれの、ダンテへの畏敬の念に満ちた訳業には感銘を覚えるが、いかんせん通読は難しい。
「神曲」は当時の平明な言葉で書かれているそうだから、訳文も現代語がふさわしい。
平川氏の訳文は、実に読みやすく、この「喜劇」(ダンテがつけた原題)の、変化に富んだ面白さを十分に味わうことができる。
ヴェルギリウスの、力強く男性的な台詞がとても魅力的だ。
ダンテは自らの師を、同性愛者という理由から地獄の住人としながらも、なお威厳を失わない存在として描いている。その精神の自由さ。