Story Seller (新潮文庫)
2000年代から発掘された才能がその名を連ねる本作は、雑誌形態から文庫化されたアンソロジー。
自分が特に気に入ったのは有川浩『STORY SELLER』、道尾秀介『光の箱』、米澤穂信『玉野五十鈴の誉れ』の3つ。
米澤さんの不思議な世界に触れ、有川さんの素直な愛に感動し、道尾さんの筆致に酔いしれる。
これで満足できなければ何を読めばいい、というほどの出来だった。電車の中やちょっとした休憩時間に一編ずつ
読んでいくのも楽しい。是非、一読をお勧めする。
転校生 [DVD]
小林聡美に尽きる。
男の心が乗り移った女子高生の役という極めて難しい設定であるが もう開き直って 嵌まりきった演技は見ていて 爽快の一言に尽きる。この役を引き受けることは 女優として極めてリスキーであったろう。どういう事情やいかなる気合でそれを受けたのか。小林聡美に一度聞いてみたいが そのきっぷの良さたるやいかに。この役をやったことが 彼女の一生のキャリアの礎石になったと言っても過言ではないと思う。大林は 小林にこの役を済まないと思って 「廃市」でしっとりとした役を用意したと言っているが どうしてやはりこれが彼女の なんと言っても「出世作」である。
今は三谷幸喜の奥様にもなってしまい エッセイストとしても異能を見せる小林聡美という女優は これからが楽しみな 恐るべきお方である。小生は 言うまでもないのだが 大ファンです。
ほたて干し貝柱 80g
干しホタテ貝柱を探していて見つけたのですが、値段も手ごろでとてもおいしかったです。いつもホタテの炊き込みご飯にするのですが、ホタテの良いだしと風味でした。又購入したいと思います。
Wim Wenders: Journey to Onomichi: Photographs
何年か前に東京で開催された写真展、Journey to Onomichiでの展示作品が改めて写真集として登場。映画監督ヴィム・ヴェンダースが、小野安二郎へのトリビュートとして「東京物語」の主人公の両親が住んでいた尾道へ、映画とは逆のルート(東京→尾道)を旅したときの写真だという。
ヴィム・ヴェンダースの見たニッポン「尾道」、彼の映画作品のようにとてもシュールで素敵です。