明日もまた生きていこう 十八歳でがん宣告を受けた私
4年前に「189cmの17歳」の見出しで、
今後バレーボールのナショナルチームを
になうべき人材だったそうです。
昨日晴れて、日本は北京行きの切符を手にしました。
横山さんは北京出身で、念願のオリンピックであり、
(相当な練習、苦労をしていますが)自然に
いけるものと思っていました。
しかし、人生というのは本当に残酷です。
その輝かしい未来を、「がん」と言う悪魔が
全て奪っていきました。
そんな中、横山さんは若い年齢ながら
持ち前のバレーで鍛えた精神力で強烈ながん治療を
こなしていきました。
しかし、治療もむなしく再発し、先月亡くなりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
なぜ、プロの世界で活躍できる人が、
あの場面でがんになってしまうのかという悔しさとともに、
・こういう人こそ長く生きて欲しい
・自分は健康な体があるのだからもっと頑張れるはず
(余り大きなことは言えませんが)
・横山さんの分まで、命を大事にして生きたい
そう思いました。
これからは、もっともっと健康について大事に考え、
今健康であることに感謝をし、
いくら仕事が辛くても、仕事ができることへ感謝をしつつ
今日を生きていきたいと思いました。
明日も笑って生きていこう!!
そんな軽い命なら私にください―余命ゼロ いのちのメッセージ
偽りの無い、いのちのメッセージです。
わたしはよく自己啓発本を読みますので、「あと1ヶ月しか生きられないとしたら何をしますか」という自己質問をしてみたことが度々ありました。そうやって自分なりに考え「只今、臨終」の気持ちで頑張ってきたつもりでした。
。。。。。。でも。。。。まだまだですね。やっぱり本当に余命ゼロの人にはかないません。自分のこれまでの「只今、臨終」の気持ちなんて軽い軽〜い代物だと思い知らされました。
著者は余命を宣告された後に自殺しようとも考えましたが思いとどまりました。更に心のスイッチを入れ、いのちのメッセージを伝えることを選択しました。自己啓発本でも「心のスイッチ」のことはよく言われますが、本当に意味でのスイッチは一度も入れたことがないのかもしれません。。。。そして、将来わたしの余命が宣告されたとしたら、わたしは著者のように心のスイッチを入れることができるだろうか。。。。。真剣に考えました。
書かれてあることは世界的な自己啓発本にはかなわないかもしれません。ですが、いのちの気迫が違います。ものすごい気迫です。
多くの方々に、この気迫に触れてほしいと思います。
感動しました。久しぶりに心から涙しました。
そして。 人生を見つめなおすことができました。
著者の渡部さん、本当にありがとうございました。
---------- 2008/1/17追記 ----------
2008年1月13日に著者の渡部さんが亡くなったそうです。偶然にもこのレビューを書いた日に亡くなられたということで何だか感慨深いです。
訪れた学校は79校、子どもたちから届いた感想文は2万通を超えたそうです。
心よりご冥福をお祈りします。