火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)
この人の作品を読むのはこれがはじめて。
火星が舞台というわけで、注目するのが、その火星がどんな姿をしているのか、そこで人類はどんな生活をしているのか。
まずは、SF作家の腕の見せ所というところでしょうか。
谷を巨大な天幕で多い、温室の中で暮らす人類。
これは、まあ、そんなもんかなあという感じか。
これぞ火星、さすが火星という感じはしなかったが。
最初のしょぼいミステリっぽい、出だしは、いまいち好みでなかったが、そこから、SF的な謎が加わって、以降はワクワクしながら読めた。
最後の舞台は軌道エレベーター、でも物語的には、スケール感を出すのは難しかったかな。
物語自体は、少女と中年の超能力的恋愛物語でもある。
これは、親父が多いと思われる、審査員受けを狙ったんでしょうか。
親父の少女への執着も描かれてるし。
人によってはロリコンじゃんキモイとか思うのだろうか。
人の思いが現実的な効力を持つ力として描いた物語、こういう作品は、読むと、重々しく、少し怖い印象も受ける。
そして、心にズーンとくる作品になる。
ベスト・クラシック100 2
私がクラシックを聴く!? というのは自分でも驚いていますが、
いや、なかなか良いものですよ、名曲というものは。
私が知っている曲といえば、
映画『地獄の黙示録』で使われていたワーグナーの「ワルキューレの騎行」くらいですが、
今までクラシックを聴かなかった方も、
100曲も聴いていれば私のように好き(?)になるかも知れません。
好きというか、何かをする際のバックミュージックに使えるのではないかと。
心休まるかどうかは人それぞれだと思います。
まぁ、試してみても損はない曲数ではあるでしょう。
あぁそれと、個人的にはDISC1に入っていた、
『火星〜戦争の神(組曲「惑星より」)』がかなりお気に入り。
これ、映画音楽じゃないの!? と思えるような曲調です。
ホルスト:惑星 / ウィリアムズ:スター・ウォーズ
ホルストの『惑星』といえば、私のような「クラシック音痴」であっても、さすがに有名な「火星」や「木星」のメロディーくらいなら思い浮かべることができるが、「水星」や「土星」となるとその記憶はかなり曖昧となる。私もこのCDで“復習”してみたわけだが、どの曲も本当に良く出来ており、まさに釘付けになってしまった。これまでずっと、どちらかと言えば天文学的、あるいはSF的な“惑星”を描写した音楽であるというイメージを漠然と抱いていたが(ちなみに、本CDのカップリング曲は『スター ウォーズ組曲』である)、どうやらここで描かれているのは、占星術的な“惑星”のプロフィールであるようだ。優美で穏やかな「金星」、軽快な「水星」、意外性のある「天王星」や捉え所のない「海王星」など、それぞれの特性が見事にオーケストレーションされており興味深い。廉価盤であるのも、もちろん嬉しい。
火星物語
10年以上、RPGを遣り込んできましたが秀逸です。
特にストーリーが綿密で、見た目ばかりが先行している
今時期のゲームよりも引き込ませてくれました。
「伝説の風使い」として 同じ国々の3つの時代を行き来して
そのたびにパーティが変更になり、めんどくさいかと思えば
そうでもありません。返ってキャラクター達が
個性的で一時パーティ解散の時も、次に会える時が楽しみでした。
やっぱり、セーブの部分がネックですが、簡単な戦闘システムですし
ちょっとだけ戦略性もあり(近くにある物を投げつけたり、仲間!までも
投げつけれました!!!)ゲームオーバー時のリプレイも簡単に出来ます。
なぜだか人気が無いのはホント、不思議ですよ・・・・・。