バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]
いろんな事に疲れ現実逃避をしたい時、見たくなる映画です。登場人物は、日々の生活から落ちこぼれていく男たちとそれでも前向きに何とか生きていく女たち。女が図太いのは、万国共通なのでしょうか?
主題歌の「コーリング・ユー」が聞こえてくると、乾いた風が砂漠の黄色い砂とともに体のなかをすり抜けていく様な気になります。「私は、あなたを呼んでいるの!」これが、疲れきった生活から脱却する呪文かもしれません。
派手なアクションも美しい恋愛もありませんが、なにかにつけ何度も見返す映画です。
バグダッド・カフェ [VHS]
~ちょっと寂しくて,哀しくて,それでいておかしくて,最後にはとても心の温まる映画です.
親子関係,夫婦関係,恋愛関係,友達関係.....ありとあらゆる人間関係が描かれていて,何もかもが上手くいっていなくて,それでも次第に不器用ながらも静かにすべてが上手くいきだす.
繰り返し流れるテーマ曲の“calling~~ you"や、砂漠という設定、音の狂ったピアノの音色等,常にそれぞれの登場人物が抱えた心の影や無気力さをそれとなく醸し出し,わざとらしくない友情や愛情の育みを演出している.そしてコミカルなシーンも全く厭味がなく、単純に楽しめます.
何度見ても飽きがこない映画です.~
CAVATINA
一番お気に入りの曲はタイトルにもある「カヴァティーナ」です。この曲をジョン・ウィリアムスと彼女の師匠でもある福田進一も弾いているのですが、彼女の演奏はテンポ、リズム、音色、曲想…とどれをとってもこの曲にぴったりだと思います。この一曲だけでも「買い」だと思いますが、他の曲も彼女らしい丁寧さや息遣いが感じられ、好感が持てます。彼女のCDはすべて持っていますが、これは最も好きなものと言えそう。(でも、みんないいからなぁ、彼女のCDは。ま、「外せないCD」ということで…)お勧めします。
The Rose~I Love Cinemas~
正直言って僕は彼女をアニメの人としか認識していなかった。テールーの唄も一本調子で好きになれなかったし寧ろ下手だな。と思っていた位だ。だが先日、FMから流れてきた歌声に魅了され、これ誰?と思いその後、手島葵と知り信じられなかった。僕は日本人が英語の歌を歌うのが好きではないが彼女の発音の良さや、何よりその雰囲気には脱帽した。RoseやCalling you
は大好きなナンバーだけによりうれしく感激した。マイベストアルバムがまた増えました。
バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版 Blu-ray
ゆるゆると流れ行く時間。
控えめのセリフ。
抑えた音楽。
静寂。
色遣い、天候、ブーメラン、テーマ曲ほか
の演出も、計算され尽くされていて心ニクイ。
そんな中に、
触れ合いによって徐々に瑞々しさを増して行く
心温まる人の様がしっかりと織り込まれている。
オープニングからガッチリ掴み、CGや大音響を伴う
派手な展開でガンガン引っ張るのを専らにする人から
見れば、退屈な映画には違いない。
しかし、
味わい深い映画とは、きっとこういうのを指すのだろう。
荒んだ気持ちを洗い流して人間らしさを取り戻したい。
そんな方にぜひお薦めしたい。
さらに今回の再編集により、
音と映像のコントラストや輪郭が格段に鮮明になった。
DVDとは別の作品と言っていいほどの激変である。
パッケージングは、作品への愛情に満ち溢れている。
これほどまでにファン心理をくすぐる商品も珍しい。
BD化とはかくあるべし、を体現した1本である。