I am Sam [DVD]
この映画は入念に知的障害の方のことをスタッフをはじめ、役者の方々も観察し、取材し、また、よく学んでいます。
日本ではまだまだ知的障害の方は、一般社会から隔離されていますが、この映画には考えさせられるところがあるのではないでしょうか。一般社会へ知的障害を持った人々が参加をしていくこと、また、子育ての支援は地域の協力がなければ、どんな人でも難しいことを教えてくれています。
「人」に対する敬意がなければ、この映画は撮れない事でしょう。
特典に入っているジェシー・ネルソン監督の解説は必聴です。
I am Sam【日本語吹替版】 [VHS]
周囲が騒ぐほど号泣するポイントはなかったものの、知的障害を持つ親が子供を育てられるかという命題について深く考えさせられる作品でした。
サムとその周囲の人々がとても温かいのが印象的。
もし邦画で同じテーマの作品を作ったら、もっと暗~く、重~い雰囲気になってしまいそうな気がするのは私だけでしょうか…。
アイ・アム・サム (竹書房文庫)
This is a story about Sam and his daughter, Lucy. When I first saw this story it was on DVD. One year later, the book, “I am Sam” was published. I usually borrow a DVD at a rental shop. “I am Sam.” was my first DVD that I bought. Every time I see this story I can’t watch it without moving to tears.
Sam has an intellectual disability. His ability is as same as his daughter who is only 7 years old. When Lucy turns to 7 and starts her elementary school year, she gets confused with her father and stops learning at the school, because her father can’t read the book that Lucy can read. Her home-room teacher worries about her and send a social worker to her house to know about her family and how she has been doing. When a social worker finds that she doesn’t have a mother and her only family is her father who is disabled Lucy is taken out from her father. It is difficult for him to raise his daughter by himself. Sam tries to get his daughter back with his lawyer, Rita at the trial, because he loves Lucy ……. Can Sam have Lucy back and live happily?
This story tells you what family is and how wonderful family is. When I first read this book it reminded me of my family. This book gave me a chance to make up with my family. I was taught how beautiful it is to love my family. Whether you are disabled or not, you can still love your family. Try this book and you will love your family more.
I Am Sam
映画のほうは日本では6月公開とサントラの輸入盤発売からずいぶん待たされましたが、映画とは関係なく純粋にビートルズへのトリビュート・アルバムとしても十二分に楽しめます。参加アーチストも素晴らしいし、それぞれのアレンジが、ビートルズへのリスペクトをこめて演奏されていて、心に深く染み入ります。
個人的には、1曲目のエイミー・マンのヴォーカルが好きですが、どれもこれも素晴らしい演奏とヴォーカルです。また一つ偉大なるビートルズを証明するアルバムが生まれました。
I am Sam/アイ・アム・サム [DVD]
親の子供への愛情は絶対的なもの、そんな普遍的なことが絶対ではなくなっている現代だからこそ、この映画が素晴らしいと思えます。現実問題として知的障害をもつ父親が子供を育てることは非常に困難でしょう、でもこれは映画の世界、偽善だとか、キレイごとだとか、そういった解釈をせずに、素直に家族の絆、愛情の深さにどっぷり浸かってもらいたいと思います。
どんなにハンデがあろうとも、家族は一緒にいるのが最良であり、喜怒哀楽を共有するからこそ家族だと思います。本当に心から感動する作品は数多くありません、子供をもつ全ての人に観てもらいたい。それから主人公サムを演じるショーン・ペン、スゴイ役者ですよね。アウトローのイメージがあるけど演技の幅がすごく広い。もちろんダコタ・ファニング、ミシェル・ファイファーも素晴らしいけど、この映画に限っては彼ありきですよ。星10個です。