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トラヴィス 古書泥棒という職業の男たち: 20世紀最大の稀覯本盗難事件

新聞広告で見てタイトルが面白そうだったので手に取りました。1930年代にニューヨークで活躍(?)した古本専門の窃盗団のお話です。図書館から本を盗んで蔵書印を消し、それを古本屋街で売り捌くという実に地味な手口ですが、100年近く前の出来事なのに、細部が実に細かくてリアリティがあります。ただ、手口も「お宝」も地味すぎて、あんまりエキサイティングな展開にはならず、お話としてはやや退屈。犯人は捕まって服役しましたが、また本のバイヤーに舞い戻って、こんどは表の世界で大成功をおさめたそうです。本という商品の特殊性なんでしょうか、そのあたりがいちばん興味深かったです。 古書泥棒という職業の男たち: 20世紀最大の稀覯本盗難事件 関連情報




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