138階建て超高層ビルの落成パーティが大火
タワーリング・インフェルノ ランキング!
タワーリングインフェルノ (1975年) (Hayakawa novels)
1974年、アメリカの大手映画会社「ワーナー・ブラザーズ」と「20世紀フォックス」が史上初めて共同で製作・提供した作品で日本では1975年に公開された超高層ビル火災を描いたパニック超大作映画。本書は70年代の「パニック映画ブーム」の中でも最高傑作とされ知名度においても今なおダントツの人気を誇る映画の原作小説。もとは異なる原作からそれぞれ映画化される予定であったが内容が似通っており、加えてビル火災をテーマにしているため製作予算が膨大になることなどから2社による企画をまとめ合作することになった。原作となる小説は20世紀フォックス側がT.N・スコーシアとF.M.ロビンスンの共同随筆による長編小説(本書)『ザ・グラスインフェルノ(ガラスの地獄)』、ワーナーブラザース側がリチャード・マーティン・スターン著『ザ・タワー』のそれぞれの映像化権を取得しており合作においてはこの二つの小説を一本化したものを脚本にして映画化された作品が『ザ・タワーリングインフェルノ(そびえたつ地獄)』として製作された。本書は映画化脚本における基本プロットとなっていることから『タワーリングインフェルノ』と表題され、もう一つの原作小説は井坂清訳による『ザ・タワー(そびえたつ地獄)』として双方がハヤカワノベルのハードカバー版として映画公開時に合わせて1975年2月に刊行された。 クリスマスを控える12月、(明記はされていないが)マンハッタンの高層ビル群の一角に新たに建てられた66階の高層ビル、ナショナル・カーテンウォールビル『グラスハウス』で起こる大火災に巻き込まれる人々の生死を描くヒューマンドラマは420ページ総数の半分以上を登場人物それぞれの姿と関わり合いをを克明に描き、時系列的に結ばれてストーリーが進んでゆく。後半の次々に重なる大参事はハイテンポで非常にドラマチックで臨場感あるカタストロフィーとして描かれており読みごたえも充分。今読んでも古さを全く感じさせない一級のスペクタクル小説。 タワーリングインフェルノ (1975年) (Hayakawa novels) 関連情報
この作品ガキの頃観て感動しました。今観ても、本当に掛け値無しの大傑作です。高層ビル火災がメインのパニック映画としても、人間ドラマとしても、特に消防士に光を当てた作品は、ありそうであまり無かったので、最初は、落成式の前の慌ただしさからはじまり、パーティの華やかさが一転、些細な綻びから地獄絵図へ、そこからは本編を観てください!この作品は消防士たちの活躍が素晴らしいです。特にマックイーン演じる消防隊長の格好良さ‼︎ しかし、僕の印象深いのは、最後ビル1階ロビーすみに置かれた、遺体袋(その上にヘルメット)のシーンがあまりにリアルで、某日本の海洋物映画みたく犠牲者ゼロで終わらない所が凄いです。災害になれば、一般市民だけでなく、救助隊にも犠牲がでて当たり前をさり気なく教えてくれた映画でした。海猿のスタッフさんこの映画見習いなさい! タワーリング・インフェルノ [DVD] 関連情報