ザ・フレイとは、2002年に結成されたアメリカ合衆国コロラド州デンバー出身の4人組ロックバンド。
バンド名の由来は「Fray」から。彼らの代表曲とも言える「How To Save ...

David Fray: J.S. Bach - Swing, Sing and Think by David Fray

おもしろい。ダヴィド・フレイという奏者の音楽性とキャラクターの魅力はもちろんだが、このドキュメンタリーはまず「あくまでモンサンジョン映画」として観るほうが味わいが深くなる。個人的な解釈だが、この「Swing Sing & Think」の根底でとぎれることなく流れているライトモチーフは、疑問の余地なくグレン・グールドの存在だ。テレビの音楽ドキュメンタリー映画を長年てがけてきたブリュノ・モンサンジョンの出世作が、グレン・グールドとの共同制作ともいえる一連の作品であることは有名だが、その記録映画をひととおり鑑賞すると、そこに「映画というメディア」に興味を持つアーティストとしてのグールドの姿は多彩に描かれているが、果たして純粋な意味での「ピアノ奏者」がありのままに映っているかというとクエスチョンマークが浮かぶ。映像で演奏を記録するという形式にとらわれるあまり、舞台の上で一度しか許されぬ切っ先めいた演奏ならではの「深淵じみた恐怖」や「心理ドラマ」がグールドの音から伝わってくることは少ない。おそらく、継続的な共作をおこなうことで「いずれは」とモンサンジョンが考えているうちにグールドが急逝したのではないか。モンサンジョンが追いかけるフレイの姿の向こうに、あらゆる瞬間、グールドの「ありえたかもしれない音楽の姿」が二重写しになって見えるような気がするのは、私だけではないと思う。まちがいなくフレイはグールドのファンであり、しかもそれにとらわれることなく、あくまで自分の音楽性を打ち出していこうとしていることにも感動させられる。同時に、この映画でのフレイは、ある意味でグールドを「演じきって」おり、また最初はこの「グールドまがい」のピアニストにどう対応しようかと手探り状態であったドイツ・カンマーフィルの楽員たちが、次第にフレイのスイングする音楽をどうせなら徹底的に演じてやろうと、役になりきっていく過程も興味深い。演奏家とは「演じ手」であるということをこの映画は見せつけてもくれる。おみごと。モダンピアノによるバッハ協奏曲の演奏としても、これは近年でピカイチの部類。お薦めです。 David Fray: J.S. Bach - Swing, Sing and Think by David Fray 関連情報

POP杏里 (プレイ・オン・ザ・ピアノ)

・オリビアを聴きながら・涙を海に返したい・思いきりアメリカン・コットン気分・砂浜・ＣＡＴ’Ｓ　ＥＹＥ・悲しみがとまらない・１６ＢＥＡＴ　Ｓｉｘｔｅｅｎ・気ままにＲＥＦＬＥＣＴＩＯＮ・ＩＮＮＯＣＥＮＴ　ＴＩＭＥ・モーニングスコール・ＴＲＯＵＢＬＥ　ＩＮ　ＰＡＲＡＤＩＳＥ・ＳＵＲＦ＆ＴＥＡＲＳ・ＨＡＰＰＹ　ＥＮＤでふられたい・ＣＡＴＣＨ　ＴＨＥ　ＷＩＮＤ・ＬＡＳＴ　ＰＩＣＴＵＲＥ　ＳＨＯＷ・ＳＵＭＭＥＲ　ＣＡＮＤＬＥＳ・ＹＯＵ　ＡＲＥ　ＮＯＴ　ＡＬＯＮＥ・ＨＥＡＶＥＮ　ＢＥＡＣＨ・ＡＬＬ　ＯＦ　ＹＯＵ・ＯＶＥＲＳＥＡ　ＣＡＬＬ・Ｉ　ＣＡＮ’Ｔ　ＥＶＥＲ　ＣＨＡＮＧＥ　ＹＯＵＲ　ＬＯＶＥ　ＦＯＲ　ＭＥ・ＬＯＮＧ　ＩＳＬＡＮＤ　ＢＥＡＣＨ・ＡＦＦＥＣＴＩＯＮ・ＧＯＯＤ？ＮＩＧＨＴ　ＦＯＲ　ＹＯＵ・さよならシングル・デイズ・ＣＨＲＩＳＴＭＡＳ　ＣＡＬＥＮＤＡＲ・ＣＩＲＣＵＩＴ　of　ＲＡＩＮＢＯＷ・ＷＨＯ　ＫＮＯＷＳ　ＭＹ　ＬＯＮＥＬＩＮＥＳＳ？・Ｇｒｏｏｖｅ　Ａ・Ｇｏ・Ｇｏ・Ｐ．Ｓ．言葉にならない・ＬＯＶＥＲＳ　ＯＮ　ＶＥＮＵＳ・スノーフレイクの街角 POP杏里 (プレイ・オン・ザ・ピアノ) 関連情報