ファイアーエムブレム メモリアルブック アカネイア・クロニクル
くろにく私はまだファイアーエムブレムファンになって1年も満たない中学3年生です。
しかし、これは未熟ファンはもちろん昔のファンも必見!満足の☆5つです!
メインキャラクターはもちろん。
マイナーキャラクターの全身画もしっかりとスーパーファミコン時代のイラストで
描いてあります。
これはマイナーキャラクタファンには嬉しいサービスです。
カシムとリカードが大好きな私にとってはもう飛び上がりたいくらい嬉しかったです!
マイナーキャラクターを好きになったばかりに、そのキャラの全身画が
何処を探しても無くてショックを受けた方は
多数なりとも居るのではないのでしょうか。私がそうでしたからね。
イラストも奇麗なうえに可愛く、最後の方に書いてある1ページの小さな漫画が
面白いです。ネコ目マルスは必見www
何がおもしろかったのかクスクス笑っています。これはとても可愛らしいです
歴代顔グラフィックの説明文などがちょっと噴いてしまうのでじっくり真面目に読んでいても笑ってしまうものばかりです。
そして、各マップのシナリオ(会話?)も全て載っていて
ついつい読みふけってしまいます。これを読んでいると、ハッと気が付いた時には
夜になっていたりするので、グイグイと読者を引き込んでしまうのが本書の魅力ですね
このシナリオは読んでいくうちに、自然とキャラクターの声が聞こえて来る気がします。
声がない筈の彼らの文字の会話の中に声が自然と自分の入り込んできます。
その他大勢キャラとして切り捨てられたリカード、カシム、マリス、ダイス、ベック、ジェイク、ウォレン…
アニメ化するときに、声を与えられなかった彼らの声が聞こえます。
シナリオのところどころの柔らかい印象を与えるイラストも可愛くて奇麗で魅力的で素敵です!
誰か一人でも欠けても成り立たないのが、ファイアーエムブレムです。
コイツはいらない、と切り捨てたりせずに、たまにはマイナーキャラの方も見てみてはいかがでしょうか?
案外意外な発見があるかもしれない…
この本はその様な事を教えてくれます。
そして、最後に本書についている帯(?)のメッセージに、
「共に夢を見た、全てのマルスたちへ」
と書いてあります。
「共に夢を見た」これは、子供のころヒーローにあこがれた
子供たちは、その時代を好きになったヒーローと共に夢を見ます。
大好きなヒーローと夢を見て、遊んで、そしていつしか忘れてしまいます。
子供の時、ファイアーエムブレムが好きで、マルスがヒーローで、マルスと一緒に
子供のころ夢を見た人たちへのメッセージではないでしょうか。