Led Zeppelin 4: Zoso
他のZEPの作品に「ZEPに駄作なし」という投稿をさせていただきしたが、本アルバムにば駄作"という単語を使うこと自体、はばかれました。
いわゆる、ロックの名盤というレベルを超えて「世界遺産」と捉えるべき作品でしょう。 ビートルズやストーンズ、ザ・フーをもってブリティッシュ・ロックを理解していた私にとって「天国への階段」を初めて聴いた時のショックは今でも鮮明に記憶しています。 ギターをコピーしまくり、バンドを組んで演奏して、はたまた、学校をサボって名画座に「永久の詩(映画)」を見に行ったりど、それこそ人生感が変わるほどの衝撃でした。
「天国への階段」は別格としても…このアルバムで凄いと感じたのは「ブラック・ドッグ」です。 ブルースに根ざしたとはいえ、なぜこんな凄い曲(変態的な曲)をよくぞ作れたものか!?バンドをやったことがある方はご理解頂けると思います。
なぜなら、普通、どんな変拍子をやってもポリリズムでも聴いてる側がズッコケルようには作らないから。フレーズを半パク遅らせただけでこれほど違和感あるサウンドを実現するとは! 30年以上たった今でも街中で黒犬を見かけると頭の中でこの曲のフレーズが、プラントの叫びが洪水のように押し寄せます。
Led Zeppelin III
1「移民の歌」から2「祭典の日」への流れ、そこから3「SINCE IVE BEEN LOVING YOU」へ・・・・・この3曲の連なりには鳥肌が立つ。これ完璧じゃないすか?その他にも、アコースティックな曲がたっぷり!たまらなくカッコイイ!!一般的には「2」や「4」の人気が高いらしいが、長く聴いてると間違いなくこの「3」が最高傑作だなて思う。まぁツェッペリンは全てカッコイイんだけど。
Led Zeppelin
1968年に伝説の30時間録音で作成、1969年2月発売。この年の10月にはあのIIも発表しているのだから驚きだ。
元ヤード・バーズ(こういう言い方はもうしないのかもしれないな)の『マジック・フィンガー』ジミー・ペイジは、ヤード・バーズを離れたころから様々なミュージシャンのバックを勤めていて、その中でも有名どころがミシェル・ポルナレフのスタジオ録音だとおもうが、この頃にジョン・ポール・ジョーンズと知りあうことになる。既にヤードバーズ時代にレッド・ツェッペリンのコンセプトが出来上がっていたジミー・ペイジは、ジョン・ポール・ジョーンズとともにバンドのコンセプトにあったメンバーを探し始める。
R&Bを黒人的に歌う能力でなく、これまでにないジミーのギターと五分に渡り合えるシャウトする強く伸びるボーカルを持った男と、
公衆電話ボックスをぶっこわせるくらいパワフルなドラムを叩ける男
が、ジミー・ペイジの求めるメンバーだった。ロバート・プラントにジミーはこう声をかけたと言われている。『俺と一緒に金儲けをしないか。』
ドラマーはロバート・プラントのバンド仲間だったジョン・ボーナムが加わり(よくもこれだけの2人が一緒に揃っていたものだ・・・)、レッド・ツェッペリンは結成を見る。
この不世出のロック・ユニットは、ジミー・ペイジの『マジック・フィンガー』な超速弾き、ロバート・プラントのブルースその物みたいなシャウトするボーカル、そして重戦車みたいなボンゾのドラムという超一流の武器にジミーペイジの優れたブルース解釈論が加わり、このファーストから既に怪物である。
僕が特に好きなのは2『Babe I'm Gonna Leave You』と定番7『Communication Breakdown』である。今までに無い凄いロックにショックを受けたが、この年の10月のIIでもっともっと凄いショックを受けることになる。(●^o^●)
レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ [Blu-ray]
ここのレビューに惑わされたけど、映像は十分きれいです。
DVDとは大きな差があります。
70年代のライブ映像を最近のライブの画質と比べるってのは
ナンセンスの極みじゃないでしょうか。
とはいえ、この作品は映画として制作されたものなので
とってもきれいだし、フィルムの質感だからこそ、
あの時代にぴったりなんだと思います。
そしてこのブルーレイはその質感をうまく再現しています。
買って損はないです。
音もよくなってます。
レッド・ツェッペリン写真集 狂熱の日々 (P‐Vine BOOKs)
有名な写真ばかりであり、もちろんツェッペリンのみならずロックバンドのイメージを代表するものばかりである。それぞれのページが、切り離して壁に貼っても申し分ない。そのくらい恰好いい写真集である。
この評価以外にない。