30th ANNIVERSARY HIT SINGLE COLLECTION37
「継続は力なり」を地で行きますね。時々、小休止するみたいだけど、やっぱりイイわ。最近の物もいいですね。80年代後半のやつもいい。「サファイヤの瞳」に代表されるようなものですよ。最近では銀河鉄道999で使われたのとか。いいですね。「愛」に加えて「その愛を守るために戦う」といったテーマが普遍的でイイ。「そーだよな、そうそう…」と唸ってしまいますヨ。この三枚組みを持ってれば一通り「アルフィー」が聴けます。80年代後半のバリバリのヒットソングから、最近の良い作品まで聴く事が出来る。特に新たにレコーディングし直されたものがイイですね。あの名曲が更に良くなってる。
HAPPY!
2008年無期限休止中宣言後となってしまいましたが、やっぱりサザンは
かっこいいですよね。ものすごく素敵な音楽です。このアルバムは1995年までの
活動が凝縮された感じのセレクトで本当に贅沢なアルバム。
Disc 1
マンピーはちょっと口にするのも恥ずかしいタイトルなのであまり触れないで
置きますが、シュラバ〜も含めてこのあたりのサザンってノリノリの電子音が
いい味を出してますね。
元々歌詞はあんまり重視して聞かないタイプなのですが、好きな音楽は繰り返し
聴くから自然と歌詞も覚えて、すごくいい詞とか、はまっちゃいますね。
女神達への〜はちょっとビーチボーイズっぽい感じで瑞々しいというか、
爽やかなハーモニーが好きです。サザンの引き出しの広さを感じることが出来ますね。
一方で希望の轍は、なんか青春真っ只中の切なさをアップテンポにのせたメロディーで
表現してますしね。途中のコーラスなんかも抜群に綺麗なオブリガードで
気に入っています。繰り返しますけど切ない疾走感がツボです。
亀をモチーフに熱唱するブルースの亀が泳ぐ街は、ある意味で力作です。
コミックバンドというか、アニメソングと言うか、ミニー・ザ・ムーチャのような
パープー仲間はクラブで聞きたい珍曲です。でもベースのウォーキングが超素敵なんです。
ホーンセクションの使い方がたまらん。
沖縄にインスピレーションを受けた音楽も多数リリースしてきているサザンですが、
本作に収録されているナチカサヌ恋歌は、原さんがあのほんわかした声でリードヴォーカルを
歌っている。すこしエキゾチックなロマンスを感じる曲です。
メリージェーン〜は軽快なシャッフルドラムで始まります。ソフトに歌う桑田さんの。
そしてヘビーな電子音が面白いテンションを作り上げています。オモテとウラのリズムの
組み合わせが結構こだわりを感じさせます。
さよならベイビーはバラードです。しとしと降る雨を連想したんでしょうかベース(鍵盤だと思う)
音がいい感じです。
もちろん、雨ってのは涙に掛けているんでしょうけど、味わい深いバラードのひとつですね。
女呼んで〜はサザンらしい不謹慎な曲ですが、若い男性の煩悩がそのまま曲になった
ような印象です。馬鹿なことを軽快なサウンドにのせていい感じに仕上げているのだから
すごいですよ。
遥かなる瞬間(とき)はドラムの松田さんがリードボーカルをやってます。
本当にいい声してますね。
Disc 2
艶色☆〜は、小さい頃から好きな曲です。ディスコティックなサウンドが
本当に艶なムードにしてくれます。サザンの良いところは、愛とか恋の曲を
作っても独りよがりじゃない歌詞を描いているので受け入れやすいですね。
ただ、力道山の歌をなぜ、つくろうと思うんでしょうかね。そのあたりは非常に謎です。
渋いロックンロールなリフがたのしいフリフリ〜はサザンが音楽を心から楽しんでいることを
証明してくれている。日本のヒールも流れ的には同じ雰囲気で、この2曲をならべて
クレジットしたのは大正解。
「大人」の疾走感を感じるイントロが印象的な「ミス・ブランニュー・デイ」は
思春期に聞くバイブルかもしれません。
原坊が歌う鎌倉物語はほんわかしてていいですね。情緒あふれる鎌倉の街をぶらぶら歩きたくなる。
ブラウンチェリーは暴力的な桑田氏のボーカルが非常に魅力的です。
チャコの海岸物語は有名な曲ですね。完全にナツメロです。幾度となく耳にしたので飽きてるんだけど
飽きない気がするのはなぜでしょう。それは本当は飽きていないからなんですね。
ユーの憂いのあるメロディーも心に突き刺さりますね。音のバランスも良い感じ。
最後の日射病、タイトルは不思議だが南国の厳しい日差しを楽しむ雰囲気のある音楽できが
緩んじゃいます。東京サリーちゃんのような意味不明なタイトルだとしても、私はこのスモーキーで
ブルージーなタイプの曲はすごく好きです。
クリスマスソングもやっぱり海を彷彿させるのがサザンの凄さでしょうか。
Disc 3
ただ、寒々しさがなくていいですね。イーグルスをちょっと和風にした雰囲気のオーガールと
思うのは私だけ?この曲は静かな基本メロがかなり好きです。
夕焼けの海をバックに青春したい曲。それは海ですよね。オレンジ色がとっても鮮やかにまぶたに
描かれてしまいます。敢えて言えば、ルパン三世の2ndシリーズのエンディングに近いかもです。
マイ・フォアプレイ・ミュージックは、感情というよりもパッションがほとばしる曲ですね。
ジルバな感じ、ラテンな感じ、とにかく焦燥感を上手に表現しているんだな。
愛は花のようにはCMでも使われていたような曲ですからね。有名ですが、このボサノバ調の曲は
開放的な気持ちにさせてくれますな。
ヘアーは、ワビサビの聴いたスロウロックです。生音ベースの出だしが渋い。
輪舞曲ってかんじの素敵なバーディーもなかなか沁み込んできます。悲しみはメリーゴーランドは
メスチソテイストなのか、フォークなのか分別がきかないほど、サザンなサウンドですね。
そう幻想的という抽象表現をするのが精一杯です。
夕方ホールド・オン・ミーはソウルっぽいバックサウンドなんだけど、
サザンがやるとニューミュージックになるんですよね。これ本当にいい意味でね。
元気なサンセットミュージックです。このシチュエーション、音だけでわかるので、
とってもいい曲ってことがすぐに分かると思います。
ポカンポカンと雨が降るは大人の曲ですね。原さんがときどき歌う、妖艶な調。
ベッタベタな感じの曲ですが、この王道から外れない音の積み重ねは本当に琴線に触れまくります。
エマノン
すこしボズ・スキャッグスを意識してしまう曲。jojoとかの雰囲気ありませんかね?
いずれにしてもコースト・ロックという感じで、海風が気持よさそうな雰囲気を
イメージしながら聞いています。
愛する女性(ひと)とのすれ違い、ふざけた歌も多いですが、マジ歌はもっとすごいと思うのは、
私なんかよりキャリアを積んだ、サザンリスナーさんだけではありません。
この曲も夕方のイメージ。Disc3には夕方ソングが多いですね。
ちょっとチャイナ・オキナワなフィーリングでGood。
ラヴ・シック・チキンは誰がメインボーカルとってるんでしょうね?
ロックロールなイントロ、Aメロ Bメロが、R&Bへ雰囲気が変わったりする。
ちょっと電脳警察的な部分もあって、面白い曲です。
開き放しのマシュルームはライブで聞いてみたいですね。なんとなくアルバムにいれると
目立たない感じがしますから。テンション高めでライブ演奏すればきっと、私に刺さります。
慕情は、秋なのか春なのかわかりませんけど、寂しい曲ですが、
ピアノの音が暖かくて暖かくて聞いていると、曖昧な気持ちになってきますね。熱唱したくなりますね。
相撲の歴史 (講談社学術文庫)
本書は自ら学生相撲に深く関わった1960年生まれの日本法制史研究者が、1994年刊行の最初の著書に増補修正を加え、2010年に刊行した社会史としての相撲通史であり、第一に相撲は本来格闘一般を指す言葉であり、各地に多様な形態が存在したこと、第二に相撲は水神祭祀や服属儀礼と結びつき、さらにそれらが朝廷行事としての相撲節に継承されることによって、初めて統一された様式を獲得したこと、第三に相撲節は全国からの相撲人調達システムを形成し、特定の相撲の家を創出し、寺社の祭礼に相撲人を供給する役割を果たしたこと、第四に中世には相撲は脱神事化し、また勧進興行を通じて、自らとるものから京相撲のような専門的相撲人によって演じられる芸能として見物するものに重点を移していったこと、第五に17世紀に土俵や株仲間が成立し、諸藩抱えの力士が興行にも出場し始める中で、徐々に三都四季勧進相撲(大相撲)の体制が整っていったこと、第六に18世紀のそうした体制の中で、素人興行は禁止され、専門力士は部屋単位で養成され、相撲年寄の寄合たる会所が成立すること、第七に同時期に相撲節以来の「正統な故実」を武器に、吉田司家が相撲興行を支配下に置くようになり、その「故実」は大相撲を権威づけ、地方相撲を系列化すると同時に、えたへの差別にもつながったこと、第八に明治初期に危機を迎えた相撲は、後期には国粋的風潮に乗って復活し、国技館の建設後日本の国技と見なされるようになること、第九に現在のアマチュア相撲はもともとこうした大相撲の外部から誕生したスポーツであり、国際化の面でも進んでいること、第十にこうした歴史を踏まえつつ、著者は相撲を4層の重なりあいから定義し(319〜320頁)、それが文化装置をまとった格闘競技であることを強調した上で、今後の課題を整理していること等が、本書の内容である。
スポーツ・マーチ・ベスト
スポーツをテーマにした行進曲集で、オリンピック・ファンファーレからTV番組用マーチ、慶応大学応援団コンバット・マーチにFIFAアンセムまで多彩な選曲が楽しめます…
陸海空自衛隊音楽隊の演奏はさすがに安定していてどれも立派な物ですが、一部の曲で録音マイクの位置が遠くてモヤッとした感じになっちゃった物や、編曲バージョンになっていて原曲より"軽く"なってしまった物があり好き嫌いが分かれそうです…11曲目「若い力」は編曲が功を奏したのか、伝統的なドイツ軍楽隊行進曲風になっていて新鮮でした。
前半、NHK&民放のスポーツ番組に使用された曲を聴いていると"プロレス""ナイター中継(基本的にジャイアンツ戦ばっかりでしたね…)""高校野球"などで繰り返し耳にしていたメロディが記憶に完全に刷り込まれている事に改めて驚きます…
1、2曲目「東京オリンピック」のファンファーレとマーチを聴いていて、遠い昔の感傷と高揚感が混ざったような不思議な感覚になり、突如、涙が溢れてきてしまいました…日本人のある年代層にとって「東京オリンピック」って特別な思い入れがあるように思えますが皆さんはいかがですか…
私は当時、東京都品川区に住んでおり、1964.10.10、真っ青な空に航空自衛隊ブルー・インパルス(機種はF-86Fセイバーでしたねぇ…)が描いた"五輪の輪"を見上げて子供ながら大変感動したのをはっきり覚えています…