PRISMIC
PRISMICを聞き出した頃は、曲調もバラバラで
まとまりのないアルバムだなと思っていましたが、
何度も聞くと深みが出てくるアルバムでした。
特に好きな曲が、YUKIが作詞作曲した3曲、「眠り姫」と「ふるえて眠れ」と「呪い」。
YUKIの素直な気持ちがあらわれているようにみえ、
歌詞にも生きてることへの葛藤、不安、苦しみが描かれているように思いました。
それと、あたたかいバラード「愛に生きて」もすごく良かったです。
やっぱりYUKIの世界ってカラフル。PRISMICは何度も聞くと更に深みが出る。名盤でした。
NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第壱集 [DVD]
「篤姫」は、ストーリー、それぞれの配役、音楽、映像がとてもよく、運命の中で成長していく篤姫のしなやかな強さに励まされて、1年間楽しく見ていました。
DVDは、値段は高いけれど割引価格なので奮発して買いました。総集編でカットされてしまった場面がノーカットで充分に見られて満足です。
前半では薩摩藩江戸藩邸にいた時の篤姫の活躍と、英姫との別れの場面が好きですが、他にも薩摩女性の強さを持つお近さん、へたれている尚五郎さん、お殿様、家定様、西郷さん、お父さんお母さん他、皆さん演技とは思えない程役に合っていて、見応えがあります。戦のシーンもどろどろした負の感情表現もなくて、安心して見られる時代劇です。ディスクの装丁も美しい。
新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)
幕末物は、どうしても当時の政治情勢を強く盛り込んだものになりやすい。
そんな中、時代小説でなく歴史小説として一人の女性の生き方を描いている。
もちろん実際の本人(篤姫)の考えていたことと異なる部分も多大にあるとは思う。
でも、何よりもこの小説は”天璋院篤姫”の真実に近づいているのではないだろうか?
時に小説は、何よりも事実に近づく、そう思わせるものがこの小説にはあると思う。
ビジュアル 戦国1000人 ―応仁の乱から大坂城炎上まで乱世のドラマを読む
本屋さんで本書を目にして思わず衝動買いしてしまいました。昨今の戦国ブームの中にあって、本書のような本が出てきてくれたのは本当にうれしい限りです。
本書は著名な武将はもちろんのこと、比較的マイナーな武将まで網羅されていて、情報量としては文句のつけようがありません。さらに、本書には武将に限らず、武将たちの妻や戦国を代表する商人、芸術家、宗教家など戦国に関係ある有名人がこれでもかとばかりに紹介されています。その他にも武将に関係のある土地やお城の写真なんかもあって視覚的にすごく楽しい一冊になってます。
ただし、事典的色合いが強いので、一人あたりの武将の説明はどうしても簡潔なもので、ちょっとでも戦国武将をかじったことのある人には物足りないものかもしれません。しかしながらそのあたりを考慮してか、有名な武将の肖像画などはあまり見かけないものが多くチョイスされているので、新鮮な感じがして楽しかったです。
値段がちょっと高いのがネックですが、少しでも戦国に興味があれば買って損はないと思います。