サンダーバード(紙ジャケット仕様)
なかなかヒットできるようなアルバムとは言い切れないが、すばらしいアルバムになっている。バンドのメンバーも味のある演奏をしてくれており、また曲もカントリー&ロックを熟成させた、なんともアップテンポなナンバーが多い。
これはマッギンのベストアルバムの中の一つと言える。
イージー・ライダー ― オリジナル・サウンドトラック
たまたま映画『イージーライダー』のビデオを外で見て、「カッコウ良い曲!!」と思ったのがステッペンウルフの『ワイルドで行こう』でした。CDを見つけて万歳三唱をしながら購入申込でした!!バイクのエンジン音が入って、ギターがうねるあの曲…最高です!!
映画自体について「映画と音楽」というよりも「音楽と映画」という印象を述べたくなるようなところがあります…このサントラは、とにかく凄く良いですよ!!
ザ・バーズ~スペシャル・コレクターズ・エディションEP [DVD]
1,2は1970年フィルモアイーストでのライブ、3〜7は1970年ドイツのTV番組「ビートクラブ」のスタジオライブ映像。1,2,7は初出とのこと。この時期のメンバーにパーカッションを1人加えています。2と6はタイトル表示が違いますが、8マイルズ ハイの別バージョンです。残念ながら両方とも「エイトマイルズハ〜イ…」のコーラスはありません。この時期のバーズのライブ盤が好きで、演奏風景も見てみたいと思い購入しました。背景はサイケデリック色で時代を感じさせます。ブルーグラス演奏時もサイケ色でちょっとウザいです。また編集もぶっきらぼうです。見所は、よく働く大きい顔のジーン・パーソンズ、カメラ目線が気になるロジャー・マッギン、以外に小奇麗なスキップ・バッティン、怪しいパーカッション ジミ・サイター。一番見たかったクラレンス・ホワイトですが、体の動き自体はないのですが、すごく集中力を感じ、「静」の存在感を感じます。ストリング・ベンダーでもアコースティックでも超人的な演奏ですが、この人の映像短か過ぎ。
ピース・オン・ユー(紙ジャケット仕様)
~一般には、Cardiff Roseがベストなどと勘違いされているが、byrdsからのファンにとっては、間違いなくこのアルバムが最高でしょう。腕利きのバックミュージシャンを得て、(kunkel,sklar,なんとpaul harris)ファーストと違い統一感のある充実したアルバムになっています。このアルバムのベストトラックは1と10でしょう。ボーナストラックの11も素晴らしい。Cardiff~~ Roseにおさめられたトラックよりも個人的には、これを押したい。~
ライヴ・アット・ザ・ベースメント [DVD]
シドニーのザ・ベースメントというクラブでの2001年のライヴ。空間的にもこぢんまりとしているうえ、マッギンがたった一人でエレクトリックとアコースティックの12弦ギターを持ち替えながら演奏しているので、常にカメラはマッギンを捉えていて、自分もその場にいる気になる。しかも、しばしばマッギンの指先がクローズ・アップされるので、ギター・プレイに関心のある人にも興味深いだろう。
マッギンは、1996年に_Live from Mars_、2004年に_Live from Spain_というライヴCDを出しているが、このDVDは、曲目も曲順もアレンジも、基本的に_Spain_の抜粋版(実際はこちらが先だが)といった感じである。さらにこのDVDには、ところどころにインタヴュー映像も挟まれ、その中で“Heartbreak Hotel”と“Gate of Horn”も演奏される(これらは_Spain_にはないが_Mars_では聴ける)。
演奏は、バンドもサポートもなしだが物足りなさはまったくない。マッギンの“jingle-jangle”サウンドと独特のヴォーカルを堪能できるうえ、彼のギタリストとしての凄さに感心させられる。トレイドマークのリッケンバッカーを弾く曲はもちろんだが、クラシック・ギターのアンドレス・セゴヴィアで有名な“Asturias”のフレーズも加えてアコースティック・ギターを掻き鳴らす_Eight Miles High_も、リッケンバッカーでないのを不満に思わせない圧巻のパフォーマンスだ。(音だけなら_Spain_でも聴けるが、やはり目で見ると圧倒される。)
ただ、リージョン・コード0のDVDに紙1枚の日本語解説をつけただけの輸入盤国内仕様で、歌詞・対訳もなく、5.1chの音もボーナス映像もない。だが、これだけ語り部分が多いのだから、字幕か訳の冊子ぐらいはつけた方がよいと思う。そのぶん星1つ減点。