大王 (Cue comics)
デビュー作「蚊」を含む黒田硫黄の初期短編集です。
エンターテインメントとして必ずしも優れた作品ばかりではないので
黒田硫黄を初めて読まれる方よりも
既に作品を読んだことがあり気に入ってもいる方向けでしょう。
先鋭的なものを常に求めていらっしゃる方にもお薦めします。
とは言ってもどのお話もいわゆるアートっぽい漫画ではなく
ちゃんとした楽しめる物語になっています。
手塚治虫原作の「メトロポリス」など本家よりも面白いと思いました。
ただしディズニーランド的な楽しさではなく、
浅草的な、実感のある人間生活の楽しさです。
末尾には作者による各作品の簡単な解説が載っています。
メトロポリス 特別編 新訳版 [DVD]
本作品を初めて観ました。
ですのでどのシーンが足りないとか知りません。
1時間ほど足りていないようですが、話はわかるようになっています。
約80年前の映画ですが現代日本を風刺しているように感じられるところがあります。
あまり人は成長していないのかもしれません。
サイレント映画ですのでこんなものなのかもしれませんが、
曲はシーンに合わせていません。
ただクラシック曲がたれ流しにされています。
あまりに場違いと感じるシーンもあるので、あえて聴かないのも良いかも。
序盤の労働者などは見せ方が上手いと感じるのですが、
後半になるにつれて主要人物のオーバーアクションが増えてきます。
感情表現などとしても舞台のように小さくしか見れないのではないのですから、
映画俳優としてはダイコンと感じます。
古いフィルムのためか全編を通してキズが多くチカチカするのと、
明るさが安定しないシーンがあるので、そのような現象が苦手な方は
視聴しないほうが良いと思います。
Metropolis Part 2: Scenes from a Memory
1999年5th。とにかく発売前からコンセプト・アルバムであることがアナウンスされていて、その謎めいたストーリーをどう表現するのか楽しみで即購入。2でつかみはOKだ。カッコええ〜。新加入のジョーダン・ルーデスが弾きまくり&カーツェルのリボンコントローラーこすりまくりで奮闘してます。もうこれはアルバム1枚丸ごと1つの名曲って感じです。ヘヴィネス、テク、変態、メロディ、感情の迸り(byペトルーシ11)等彼らの全ての魅力が入ってます。全人類が一家に一枚常備させるべきアルバムです。
メトロポリス (手塚治虫漫画全集 (44))
多分、この中に収録されているのはかなり初期の頃の作品だと思います。
まだ、マンガというものが定着していない時代に、これだけの想像力を持てた偉人は日本が誇るものだと思います。
一見子供向きの内容ですが、今時の子供番組では絶対に取り上げられない大切なものが含まれています。