ベスト・バロック100
ベスト100シリーズは、ジャズにしても、クラッシックにしても、楽曲間の雰囲気の違いが大きく、CDチェンジャーでランダムに聞いていると雰囲気・気分ががたがたしてしまう。でも、このバロックは比較的楽曲間の雰囲気の違いが小さくランダムでかけていてもずーっと気分よく時間が流れる。それでいて、楽器の組み合わせの違いなどから微妙な雰囲気の揺れもあってバックグラウンドミュージックとして最適と思えた。
ただ(やむを得ないことだが)全部収録しきれずに途中で終わってしまっている曲もある。その分だけ一つ星を減らした。でも、フェードアウトにも気を配っているせいか、あまり唐突な終わり方を感じさせず、無理がない。
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ
アンタイの天才ぶりを存分に味わえる1枚。有名な「半音階的幻想曲」から小品BWV999まで、切れ味爽快な演奏を繰り広げている。録音も優秀で、チェンバロのキレのいい美しい音に聴き惚れてしまう。
ベスト・バッハ100
CDで得するとはこのセットにあるのではないでしょうか。
先ずバッハの全貌が理解できる。能書き垂れている人の言葉なんて聴かなくていいです。バッハのメロディー、リズム、濃淡・・・楽しめます。
そしてお値段。ありがたいと思います。このシリーズ全てが内容が良いというのではありません。でもバッハ100はお勧めです。
ライナーーノーツも入門ということでは十分です。
大きすぎるバッハ、語られすぎるバッハに近づくにはとても良い企画です。