GAO
「サヨナラ」のイメージがあまりにつよい彼女、切なさやロックな曲も素晴らしいですが
「うまれたての明日」という曲にサヨナラ以上の衝撃と感動を覚えました。
友人に生まれたお子さんのために作られたらしいのですが、その歌詞のうつくしさに驚きます。
赤ちゃんの神秘なまでの輝き、無限に注がれる慈しみ、本当に暖かなまなざし、そしてそれを
包み込むように歌いあげる彼女。とかく声や容姿が注目されがちですが、彼女自身のもつ
深く大きな愛とピュアなハート、表現力の高さに何度聞いても胸が熱くなります。
親が子に願いを込めて名前をつけるように、彼女からの最高の贈り物のような気がします。
この曲を聴いて彼女の全アルバムを聴きたくなりました。
「月」に吠える朝
♪今に来るよ、来るよ来るよ というコーラスが印象的なこの曲は GAO の隠れた名曲である。大地康男 主演、日本テレビ系「引っ越せますか」の主題歌でもある。
歌詞の中に(1)〜(12)までの数字が織り込まれている、言葉遊びのような歌詞だが、なかなか深い。作曲は安全地帯の玉置浩二。コメディの主題歌らしい、力強く、元気になれるロック・ソングだ。「サヨナラ」だけの一発屋、というのが世間一般の見方なのかも知れないが、この曲も是非忘れないで欲しい。
GAO:中性的なルックスに、ハスキーなパワフル・ヴォイス。一見、男性に見えるが、実は女性である。当初はバンドを組んでいたが、ソロとなって1991年にデビュー。代表曲は1992年のシングル「サヨナラ」。以後も堅実に活動するが、活動期間は長くなかった。1996年に活動を停止。アメリカに渡りプロデュースを学ぶ。2000年にREAL"G"と改名、HIP HOPの世界に移り、ギャングスタ ラッパーとしてシーンに復帰した。