いやいやえん―童話 (福音館創作童話シリーズ)
宮崎駿さんがトトロの本のあとがきで、「いやいやえん」を読んで驚き、児童作家になるのは諦めたと書かれていたので、どんな本だろうと興味を持ち購入しました。実際に手に取ってみると、字が中心で、挿絵は白黒だったため、4歳の息子には、まだ早いかなと思ったのですが、保育園の話だったので読み聞かせて見ました。絵本でないと興味を示さないのではというのは、親の勝手な思い込みでした。「いやいやえん」は子供の心を掴んだらしく、今一番のお気に入りになって、毎晩読まされています。特に「くじらとり」がお気に入りのようです。
ビクトル・エリセ DVD-BOX - 挑戦/ミツバチのささやき/エル・スール
「挑戦」を手元に置きたいが為に予約購入しました。
東北新社版とこちらの画質に関しての画質の違いが騒がれているが、
目に見えて明らかに違うのは、明るさと色調。
同じシーンでも夜と真昼くらいの明るさと色調の差があり、
明け方4時〜5時だと思っていたカットが8時〜9時くらいに観える。
だがエリセの作品に関して「きわめて重要」なのは、
表面的な見た目や印象に左右されない、精神的・霊的な部分にあると思う。
それは、エリセがフィルムのオプチカル処理〈後処理)を極力嫌い、
多くのカットで室内照明は自然光を利用している事からも分かる。
余計な事をしない、ありのままを映す事を優先する撮影手法だ。
フィルム映画というのは、映写機の光源(ランプ)によって明るさが変化する事を
見越して撮影するのが普通であるから、そもそも暗くても、明るくても、
許容範囲を持たせて、平均的な露出で撮影するものである。
エリセのフィルムは、液晶、プラズマ、ブラウン管、プロジェクタ、PCモニタ等、
個々の視聴環境に印象が左右される度合いが極めて少ない稀なフィルムだ。
どうか「画質」や「特典」、○○版が良い、という言葉に惑わされる事なく、
東北新社版でも、紀伊国屋版でも、VHSでもLD良いので大切にして欲しいと思う。
まだ未入手の方への私のお勧めは、
この紀伊国屋版を購入後、オークション等で東北新社版バラ売りを探し入手する事。
エリセのインタビューDVDは、一見の価値があると思う。
機会があれば東北新社版ミツバチのささやきを観て欲しい。
かなり暗いのだが、その分フィルム的なノスタルジックな美しさがあると思う。
フィルムやVHSの荒れた映像では非常に美しかった映画が、
デジタルリマスターDISKで観ると、あまり美しく見えないというのは、
特にヨーロッパの芸術映画によくある話なので。
アリアンロッド・サガ アルディオン大陸ガイド
この本はアリアンロッドのサプリメントで、アリアンロッド・サガシリーズの舞台となっているアルディオン大陸の設定を書いた本です。
アルディオンはARAの基本的な舞台であるエリンディルの西方にある大陸で、今も国同士の戦乱のたえない地域です。
統一団体としての神殿が存在しないため冒険者の地位は低く、また(少なくとも表向きは)妖魔の勢力が弱いといった特徴があります。
PCは傭兵や騎士や貴族となり、自国や自軍のために戦う展開が想定されます。
この本ではアルディオンの主要な国なNPCが紹介されています。
(時期的にはリプレイ「戦乱のプリンセス」直後の模様)
また追加データとして竜のようなドラゴネットと、機械生物のエクスマキナの二種族や、フォーキャスター、プリーチャーの二クラスのほか、各種アイテムやギルドスキルが掲載されています。
また、新種のエネミーも色々いますが、地域の特色にそって人間と竜が多くそれ以外のものが少なくなっています。
この本での新要素としては呪詛と伝承があります。
コレはキャラクターに付与される特殊な設定兼データで、呪詛はキャラクターにとって不利なもの、伝承は有利なものです。
BoAの特殊因果律やDXのDロイスになんとなくイメージが似ていますが、それらが(建前はともかく)PLが能動的にキャラに付与できたのに対し、こちらはほぼ完全にGMが(シナリオ上の目的などで)キャラに与えることになりそうです。
このほかシナリオが1本あります。
このアルディオンはエリンディルに比べ人対人、国対国の要素が強調されています。
シナリオやキャンペーンの主題をどういったものにしたいかによって使い分けることになるでしょう。
Logitech G27 Racing Wheel
PS3(GT5プロローグ)でのG27(輸入版)レビュー。
思いつくままに書きます(初日ファーストインプレッション)。
○製品の質感は上々。
○まず、クラッチ機能を利かせる方法がわからなかった。ネットで調べて、△ボタンをレース開始時に押すことで変更になると知った。
○クラッチを使ってニュートラルギアを経由してのシフトチェンジは、グランツーリスモ1以降から現在に至るまでの進化の中で最大といえる変化、感動だった。はじめてクラッチを介してシフトアップした時は背すじがゾクゾクするウレシサだった。(G25を買い損ねた僕にとって)
○ただ、そのクラッチを利かせる△ボタンを押すタイミングが微妙で、ローリングスタートのスタートラインを越えた瞬間に反応するみたいで、一瞬ニュートラルになるため、すぐさま最適なシフトに叩き込まないと、出遅れる。例えばGT5-PのSイベントの鈴鹿を最後尾のF40で前車をすべてぶち抜くやつなんかは、スタートダッシュが大事なので不利になる。
○ちなみに、オートマモードでそのF40イベントを走っても、GT Force PROを使っていた時より、クリアが難しそうだ。多分、3ペダルに慣れるために右足だけでアクセルとブレーキを踏んだせいだとは思うが、ただ若干、ブレーキ・アクセルともに重厚感があり、ボタン感覚でスパっとフルに踏みにくいこともタイムが出せない理由かも。(※後日加筆:そもそもこのイベントは、クラッチ対応にはなってなかったようだが)
○ステアリングはロックトゥロックのギア比(というの?)が大きい?せいか、少しダルな感じか。フォースフィードバックも、少しきめの細かさがGT Forceにくらべて劣る感じか。
○速度ごと、適切なギアで回転数を合わせてシフトチェンジしないと、ギアはスタックしてニュートラルのままになる。(クラッチペダルの踏み方も一因みたい)
○ボタン類は○△□×ボタン下の4つの赤いボタンは、視線変更とポーズ機能くらい使えたが、4つすべてを使う術はわかっていない。
○ステアリングの6つのボタンも、左の上から3つ全部が後方視界を表示するボタンで、左下1個と右すべてのボタンは何のためにあるか不明。
○ステアリングシフトは、AT/MTともに使えない。
※現段階では、僕はこの3ペダルが入手できただけで満足している。ロジクール製(日本版)を入手できそうな運のいい人以外は、この輸入版でも十分楽しめるハズ!。