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でりばり!2(完) (マイクロマガジン☆コミックス) 宅急便はとても便利!でもそれが動物が宅配してくれるカワイイマンガです。読み終わったあと心暖まるお話です。
日本の図像―鳥獣虫魚 ピエ・ブックスの”日本の図像”Seriesもこれで4冊目であるが、今回は動物画である。動物といっても鳥やといった実在の動物だけでなく、龍の絵も7点くらい取り上げられていてなかなか興味深い。曾我蕭白の群仙図あたりも動物が描かれているということでここに取り上げられている。構成等はこれまでの3冊と同じなので、その面白さのよくわかっている読者はいますぐ購入して、決して期待を裏切らないと思う。
危険な関係 [DVD] 長年観たいと思い続けてきたロジェ・ヴァディム「危険な関係」をようやく観ることができた。ジェラール・フィリップ、ジャンヌ・モロー、ジャン・ルイ・トランティニヤン、そしてロジェ・ヴァンディムの当時の妻アネット・バディムと役者が勢揃いで文句なしの名作! と思っていたが、実際にはどこか上滑りのような感があった。とはいえ、ジャンヌ・モローの存在感は圧倒的だったし、ジェラール・フィリップとセシールを演じるジャンヌ・ヴァレリーとの椅子上でのキスシーンは絵画の構図のように印象的だった。またトランティニヤンの演技は、役どころからいっても誠実さ溢れるもので、役者の持ち味がそれぞれ生かされていた。映画自体も1960年頃のフランス上流社会の雰囲気がよく伝わって、興味深いものであった。

しかし、上滑り感の原因を探ってみると、それはラクロの原作を支配していた心理描写がうまく描かれていなかったからだと思う。ジェラール・フィリップ扮する外交官バルモンの下心は、下心にもなっていないほど剥き出しで、恋愛心理小説の誉れ高いラクロの映画化としては物足りないと言わざるを得ないと感じた。

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