Mirage [VHS] [Import]
邦題『蜃気楼』。1965年ユニバーサル映画。記憶を失ったグレゴリー・ペッグ演じる科学者が次々と怪しげな人物に狙われるという、典型的巻き込まれ型スパイ映画の傑作。といっても本格スパイ映画というより企業スパイものだったような記憶があるが確かではない。アルドリッチの『キッスで殺せ』、フラーの『拾った女』をこのジャンルに入れる、というのなら間違いなくこのジャンルだ。
ロケーションをふんだんに取り入れた、いかにも1960年代らしい、リアリズムの感触を持ったモノクローム映像が美しい一篇で、監督は赤狩りで入獄後に転向して(つまり昔の共産党員の仲間を売ったことで)ハリウッドでの職を安泰にしたエドワード・ドミトリク。黒人ジャズ・アレンジャーの鬼才クインシー・ジョーンズが映画音楽を手がけた最初期の映画の1本でもある。
ドミトリクは一般的に転向後はろくな映画を撮っていない、と見られているが、冗談じゃない。そんな定説を上塗りし続ける手合いが多いから、いつまで経ってもこういう傑作が日本ではソフト化されないのだ。
本作以外にも『若き獅子たち』(白黒・ワイド。特に言う必要のない名作)、『情事の終り』(白黒。ニール・ジョーダンがカラーで再映画化した)、『ケイン号の叛乱』(カラー。これも名作なので言う必要がない)、『山』(カラー。登場人物は全編スペンサー・トレイシーとロバート・ワグナーの二人だけという一種の心理劇。張りぼてセット撮影のお陰で内外から徹底的に評価が低い)、『嘆きの天使』(戦前のドイツ映画の名作をハリウッドでカラー・ワイド化した。これも著しく評価が低いが、好きな映画)、『荒野を歩け』(白黒。問題なく傑作だが地味過ぎて埋もれたまま。評価は高い)、『大いなる野望』(カラー・ワイド。ハワード・ヒューズをモデルにした初の本格映画)、『狼たちの影』(カラー。70年代最後のアクション・スリラー)、そして西部劇の『折れた槍』(カラー・ワイドの最初の西部劇)、『ワーロック』(カラー・ワイド)など、ドミトリク監督作品はどれも全部傑作だと自分は思う。
北米盤DVD米アマゾンでついに発売!!!(『山』も同じく発売!。両商品とも到着。いずれも通常のDVD。リージョナルコード1。『蜃気楼』はスクイーズのビスタで英語字幕あり!。『山』はレターボックスのビスタで字幕は一切なし)
Desperate Housewives: Complete Fourth Season [DVD] [Import]
英語の勉強もかねて、輸入版を購入。日本語版は高いし、吹き替えがひどいという話も聞いたので。
シーズン3までは、オンデマンドテレビで字幕で見ました。シーズン4の放送開始まで待ちきれず、購入に踏み切りました。
リージョンフリーのDVDプレーヤーを持っていないので、パソコンのリージョンを1に変更し、いざと思ったら音が出ない。いろいろ試したところ、WINDVDならきちんと再生できることがわかりました。パソコンにインストールされているプレーヤーの種類によって、音が出たり出なかったりすることもあるようです。
英語は初級レベルのため、再生スピードを80%に落とし、字幕も出して観賞しました。再生スピードを落としても声や動きは、そう不自然にはなりません。
このシーズンはストの影響で17話しかありません。
いくらなんでもそれはひどすぎるだろうとツッコミたくなるような、今まで以上にはちゃめちゃな展開でした。
最後もエーッ? という感じで(いつものことではありますが、今回は今までとは違うエーッ? です)、終わりました。
私としては、これまでのシーズンほど楽しめませんでしたが、その後が気になるのでやはり次のシーズンも見ると思います。
Anne's House of Dreams (Puffin Classics)
長い長距離恋愛と婚約生活もようやく終わり、晴れて結婚したアン。グリーンゲイブルズでの小さくてアットホームな結婚式の後に彼らが向かったのはAnne’s House of Dreams。医者になったギルバートが選んだそこは、アボンリーとはまったく違う海の側。素敵な家と美しい環境で始まる新婚生活。
この本ではアンが本当に大人になったなあと感じる。落ち着いた物腰、家をとりしきる様子、隣人とのつきあい… これで25!昔の人は大人になるのが早かったのね。もちろん、年相応の無邪気さ、子供のような柔らかな心は健在。ギルバートともうまくやっている。どこにいっても愛されるのは同じで、ここでも良い友達ができ、生活を楽しむアン。近所のミス・コーネリアやジム船長など、個性的な面々が彼女の生活に彩りを添える。
どの本もあっと驚くような話があるが、これも例外ではない。アンの行くところがそうなのか、プリンス・エドワード島がそうなのかはわからないけれど… 楽しめる一冊だ。
The ABCs of Yoga for Kids
英語の本ですが、沢山の美しく、カラフルな挿絵がふんだんに使われており、アルファベット順にアサナが紹介されています。わかりやすく、反応の良い子供たちはすぐにポーズをしてくれることでしょう。また、文章にリズムがあり、英語の絵本としての条件もしっかりと兼ね備えた本!ヨガの本、そして英語の絵本としても一石二鳥、いや三鳥?とっても過言ではないでしょう。
Painted From Memory
定期的に聞きたくなって、良く考えると一番聞いてるアルバムかもしれない。。。。
って言うCDはみんな必ずあると思いますが、このアルバムもそんな一枚に必ずなってくれると思います。
いい曲といい歌があれば。。。間違いなく心が動く。
最近の音楽(?)に多い「難しい転調」「奇抜な歌詞」「切れそうなリズム」。。。
そう言った物の類は、全く必要無い事が良くわかります。