夢追い虫
スピッツの曲にはいつもどこか懐かしい気持ちになるのはなぜだろう、という気持ちを持つ人は少なくないだろう。彼らの作り出す曲はいつもどこか、危なげで・やさしい。それはある意味現実離れしている感覚も持ち合わせたようなものだと思う、そしてそれは私たちが多く少年時に抱くような現実と幻想の入り混じった協奏曲と言えるのではないだろうか。
スピッツの歌詞には「~したい」「~だったらなぁ」「~してやるぜ」などと、自分の「これから」にむけた希望的な言葉・祈りにも似た願い、が込められていることが多い。私の指摘する「少年性」とはここである。スピッツの曲に生きている主人公達はあらゆることを夢見る、それは不確かだけども確実にやってくる「大人の世界」をなんとなく想像して、こうだったらいいなぁ、とか、絶対こんな大人になってやる、といったようなある意味「子どもじみた」祈りにも似た純粋な願いがそこにある。彼らはまだ大人の「穢れた」世界を体験していない、ただ夢見ているだけだ。
スピッツの歌を聴いて懐かしくなるのは、私たちの心も彼らの歌につれられるように子ども時代に戻るからではないだろうか。
本名、加藤まい ~私がAV女優になった理由~
内容は面白い。本名を出しているのも、AVの仕事を選ぶ前の写真を載せてあるのも、凄いことだとは思う。巻頭の写真や、中にもある写真はよかった。
ノンフィクションだけど、文章と言葉には編集者の手が加えてありそう。そのおかげで読みやすく面白くなっているような感じがする。
AVや風俗で働く女の子のことを書いた本や、その他の生い立ちを書いたノンフィクションの本を何冊か読んだけど、それらに比べたら考えさせられる部分とか、深さは無い。本当はもっともっといろいろあっただろうけど、ただ書いてないだけか、実際に無かったのか、この本の内容は「波乱万丈」とか「壮絶」ではない。ページ数が多くなかって、もっともっと葛藤など心の部分を書いてあったらよかったけど、そうではなかった。この内容からだと軽くAVの仕事を選んだとしか思えない。本名まで出しているので期待したが、期待していたほどではなかった。他のこういう本を読んでなかったら、もっと「凄い!」と思えたかもしれない。
プラトニック・セックス <TV版> [DVD]
ヒロインの最初の恋人である暴走族の少年を
演じていたのが、関ジャニ8の渋谷すばるですが
この頃から右手に本物のタトゥーを入れたりと
ファンとしては見ていて居た堪れない、辛すぎる
面もあるけれど、昔は棒読みのような演技だった
彼が、ここまで成長したのか、と嬉しかったのも
事実で、色々と思い出深い作品です・・・。