ホテル・ルワンダ ランキング!

ホテル・ルワンダ ホテル・ルワンダ サウンド・トラック

本編が終わっても席を立たないでほしい。ぜひ最後にながれるMILLION VOICESを聞き終えてからにしてください。UMQOMBOTHIも感動的な曲でした。映画の余韻がもう一度楽しめるアルバムです。 ホテル・ルワンダ サウンド・トラック 関連情報

ホテル・ルワンダ ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション [DVD]

約15年前のツチ族とフツ族によるルワンダ内戦の模様を、主人公であるフツ族のホテルマンの視点から描いたノンフィクション映画。大量虐殺の陰惨さや欧米大国の冷血さなども重要なテーマなのだろうが、何より素晴らしかったのは主人公の言動や行動に人間の美しさや尊さから醜さ、虚栄心まで全てが反映されていることであった。死と隣り合わせの状況で家族を守るために、隣人を顧みない態度をとったり立場を利用して家族を優遇してもらおうとする行動は綺麗事では生きていけない状況であらわれる自然な「醜さ」(語弊があるが批判ではない)であると思うし、それでも最終的に眼前の隣人や孤児達を救ってしまうあたりに「美しさ」が感じられるし、大量の死体を見てやるせなさと無力感からあふれ出る涙には「正義感」が投影されている。エゴイズムとアルトルイズムが交錯し、白か黒かで片付けていないからこそ、殺戮の描写が抑えられていても、状況のリアルさが伝わってくる。それに周囲の人間との意志の疎通と非疎通が絡み合っており、極めて秀逸な映画であると思った。このような状況に対して日本人が何を出来るか…という議論は、ボランティアすらしていない自分が語る資格はまだないので、ここでは純粋な映画評に終始した。 ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション [DVD] 関連情報

ホテル・ルワンダ ホテル・ルワンダの男

映画『ホテル・ルワンダ』の主人公ポール・ルセサバギナ自らが、ルワンダ大虐殺事件を回顧、総括している。ノンフィクションとしては本人が筆を執っていること自体が貴重だ。加えて、ポール・ルセサバギナがとても言葉を大切にしているため、本書のメッセージは繊細であるが、知的であり、そしてとても重たい。この本を読む前は、恥ずかしながらルワンダについてほとんど無知であり、虐殺事件についても理解が乏しかったのだが、彼の文章は、何故、こんなことが起きたかを冷静に分析し、その時、ルワンダ人が何を考えていたのかを克明に伝えてくれる。なにしろ、冒頭で虐殺の一因は言葉の使い方を誤ったことであり、一方で人々の命を救ったのも言葉だったと言い切っているのだ。言葉は非常に大切だ。一番最後の章で虐殺事件が総括されているが、言葉を大切にする人が、推敲に推敲を重ねた言葉は非常に重たい。 ホテル・ルワンダの男 関連情報




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