アンドレア・コアー ランキング!

アンドレア・コアー テン・フィート・ハイ

コアーズ結成のとき、アンドレアは15歳だったそうです。それから懸命に駆け抜けてきて、ふと気が付くと兄弟が家庭を持つようなっていた。そろそろ自分のやりたいことを形にしてもいいのではないか、そんな彼女の気持ちが詰まった初ソロ・アルバムと思います。ダンス・エレクトロ、今風に言えばEDM的なサウンドが中心。ほとんどを自身で作詞作曲しています。アイリッシュな香りはほとんどなく、歌唱法はロックテイスト、時に意図的にガーリー風にしており、美しいコーラス・ワークも封印しています。コアーズを期待するなら、おそらく買わない方がいいでしょう。1から3まで、初めて聴いたときには驚き、二度目はとてもいいという思いに変わりました。1、ヘビー&ダークとテクノテイストが交互するベーストラックは、コアーズの印象を完全に振り切ります。ある意味、痛快なほど。2、Pのシンプルなリフの繰り返しでポップさを出す(マック好きの)アンドレア版「Dreams」。良いです。シングル・カットの3、聴くほどに狙いが見えてきます。本作で唯一コアーズの香りがする5、違った抒情性のあるポップな佳曲。9はスクイーズのカバー作。70年代テクノの香りがいっぱいで楽しめます。10は重いリズムとアンドレアのPが印象的。12は3のEDM版。わかりやすい。エレクトロなサウンドは“(旬が過ぎる)足が速い”ものが多いと思いますが、発表から8年たったいま聴いても、本作は古臭い感じはありません(昨今の刺激的な音作りからすれば、多少おとなしい面はありますが)。アンドレアがやりたかったこと、ちょっと垣間見てはいかがでしょうか。1 Hello Boys、2 Anybody There、3 Shame on You (to Keep My Love from Me)、4 I DO、5 Ten Feet High、6 Champagne from a Straw、7 24 Hours、8 This Is What It's All About、9 Take Me I'm Yours、10 Stupidest Girl In the World、11 Ideal World、12 Shame on You (to Keep My Love from Me) (Radio edit)、13 Amazing テン・フィート・ハイ 関連情報




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