本多孝好 ランキング!

本多孝好 MISSING (双葉文庫)

面白い本でした。買って良かったと思っています。ミステリー系と呼ばれる小説はあまり読んだことはないのですが、おそらくその要素は薄いのではないかなと思います。表紙の絵に現れているように透き通った内容になっています。今、青春を謳歌している人は、感動を覚えるでしょうし、既にその時期を過ぎた人は、感慨深いものになるんではないでしょうか。ほどよいシリアスさがバランスも取れています。1話ごとですが、気軽に読むことができるので通勤の間に読んだりしてみるのがおすすめです。 MISSING (双葉文庫) 関連情報

本多孝好 MOMENT (集英社文庫)

 「病院でアルバイトをする主人公が、末期の患者の『最後の願い』を叶えていく」 このあらすじを読んだとき、感動の話を集めた短編集何だと思った。 予想とは違って感動は少なかったが、その分人間の裏側の感情や、「命」とはどういうものかを考えさせられる素晴らしい作品だったと思う。 章ごとに教えられることはあったが、一番印象に残っているのは「WISH」の結末と美子の言葉。 純愛映画や24時間テレビなどを見て単純に感動したり涙したりする自分は、人間としてまだまだ未熟なのだと感じさせられた。 「命」について少しでも考えたことがある人は読んでほしい。 自分の意見を構築する参考になるだろう。 MOMENT (集英社文庫) 関連情報



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