藤田みずき ランキング!

藤田みずき 続々・テレビまんが懐かしのB面コレクション

こういったコンピレーションの先駆けだったためか、まあ何というか見誤ったのか、「なつかしの~」がオープニングしか入ってない(まあ、それでも近代的音源になったことを喜びはしたのですが)。慌ててエンディングだけ出した感は否めないんですよねえ。ここ数年はけっこうレコード会社間の融通もきかせたアルバムが出てますから、これと表盤買ってもかなり曲目は被るでしょうね。正直安くもありませんし。自分は「続々」では3作品ちょっとほかで見ないのが有ったので(具体的にはクムクムとポールのミラクル大作戦はいからさんが通る、なのですが)購入しましたけど、ほかに見ないのをまあしばらくはいいかと様子見なんかするとあっという間に絶版になって倍額とかつけられててはもう目も当てられませんので、被りは自分を納得させて買っとくべきなんでしょうねえ。プレイリスト作るのも面倒なので本当はOPEDと一緒になってた方が良かったですけど、この際仕方ない、としか。星は減らしてもいいんですけど、欲しい曲が手に入りましたので、このように。出す→少数で絶版→別のシリーズにして出す→絶版・・・・のループも大概にしてほしいのですが。まあ、そんなところです。 続々・テレビまんが懐かしのB面コレクション 関連情報

藤田みずき 震災に負けるな!東日本project -東日本大震災復興支援チャリティー同人誌-

知人からこの本を紹介されて復興支援チャリティ同人誌ということで購入しました。たくさんの人に読んでほしいです。 震災に負けるな!東日本project -東日本大震災復興支援チャリティー同人誌- 関連情報

藤田みずき 地域アート――美学/制度/日本

「現代アート」のいま(「地域アート」)を知ることのできる本。本書は、SF・文芸評論家である編著者が、文芸誌「すばる」(2014年10月号)に寄稿した『前衛のゾンビたち 地域アートの諸問題』に、とても大きな反響が寄せられたのが、そもそものはじまりらしい。書籍冒頭に『・・ゾンビたち』が掲載されてある。「地域アート」については、「まえがき」に次のように示されている。《「地域アート」とは、ある地域名を冠した美術のイベントと、ここで新しく定義します。//「地域アート」は、「現代アート」から派生して生まれた、新しいジャンルです。//現代の日本において「地域アート」は非常に盛んになっています》。《「地域アートは、今までの芸術と異なって、関わる人が膨大に広がっていることも大きな特徴です。作家、キュレーターだけでなく、運営をサポートするボランティアの人たち・・略・・観客も重要な「芸術」の担い手と看なされています。時には、そのような人々の繋がりや参加そのものが作品の本体となることも起こっています》。《そのような新しい芸術が、なぜ生まれ、このように盛んになっているのか、その背景、そこにある美学、それから問題が、本書が明らかにしようとするものです》。『前衛のゾンビたち』には、《彼ら(マルセル・デュシャン、アンディ・ウォホル)の作品は、一般に「現代アート」と呼ばれている。だが、今、最も隆盛している「現代アート」は、こうした作家の作品ではない。今や主流となりつつあるのは「地域アート」なのである》と、ある。つまり、今や、地域ーローカルー地方ー田舎のイメージさえある芸術が、最前衛の芸術を意味するらしい。すくなくとも、「地域アート」が、「現代アート」のいまを形作っているといっていいのだろう。その「地域アート」には、いわゆる「問題」があるという。ひとつには、“制度”のなかに組み込まれてあること。作家の内面から「自由」に創造されるものでないこと。さらには、“日本”の文化政策の一部として、政府や自治体から「助成」を受けていること。それが、書籍の主題に付随する「制度」「日本」の意味するところで、それを軸に「地域アート」に迫ろうという意図が示されている。“美学”は「感性・認識の学」という意味で、《芸術作品を鑑賞・享受する「感性・認識」が、大きく変動する時期に入っているのではないかという仮説》が、本書で検討されることを意味する。本書は、評論、対談、鼎談、の集成で、論議はアートしろうとにも分かるレベル。芸術の本を意識しての装丁はいいのだが、紙面印字がブルーで、読むのに難儀した。せめて印字ポイントをもう少し大きくして欲しかった。 地域アート――美学/制度/日本 関連情報